2015年07月06日更新

おしゃれな部屋事例(外観)

街の喧騒や自然の風景に馴染む【外壁】が作り出す表情

外壁をテーマに記事を書いてみようと思ったのですが、考えてみれば、住宅の外装材の種類はさほど多くありません。サイディングなどは種類が多いですが、特定の種類を除くと、建築家でサイディングを積極的に使おうという人はあまりいません。いちばん多いのはモルタル下地に吹き付けなどの塗装を施す湿式外壁ではないでしょうか(乾式サイディングの下地も増えていますが...)。吹き付け以外なら木やタイル、あるいはレンガといったところが定番の外装材です。それでもあえて、外壁をテーマにするのですから、掲載現場も慎重に選びました。それでは、それぞれの現場で見せる外壁が作り出す表情を見ていきましょう。


レッドシダーの外壁

外壁に使われている下見板のように貼られている木はウエスタン・レッドシダーです。レッドシダーは知っての通り、外部に使う木としては耐候性に優れる(雨・風・日照り・雪などに強い)最高の材料。公園のベンチなどにもこの木が使われています。また露し梁に用いられているのはピーラー材ということですから、木が好きな方ならそれだけで注目の価値はあるでしょう。
シンプルで軒の深い屋根が特徴のこの別荘。外壁の選択にも余念がありません。

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ガルバとデッキにイペが使われている住宅

外壁に使われているのはピッチの狭いガルバリウム鋼板。窯業系サイディングと比べてコスト的には同等だけれど、ガルバリウム鋼板の場合、メンテナンスコストがほとんどかからないことから今も根強い人気があリます。

またこちらの現場は、テラスデッキにイペが使われています。イペは中南米の原産の広葉樹で、木質は緻密で固さがあります。さらに防虫性・防水性に優れ、住宅外部に使われるデッキやルーバーには持ってこいの木材です。ガルバとイペ。どちも外装材として、適切な選択と考えて良いでしょう。

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透明な外壁材1

こちらの現場は、通りに面する部分は木材が外壁に使われていますが、それ以外の横の箇所はほぼ断熱サッシ(複層ガラス)ではないでしょうか。つまり「透明な外壁材」です。採光が難しい都市部の狭小地にあっては、「透明な外壁材」(つまり断熱ガラス)がとても重宝されるのではないでしょうか。

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敷地の余裕が植栽の計画も可能する例

この建物はコンクリートに木目が表れる「本実型枠」を採用しており、エントランス周りに使われています。また余裕のある敷地はシマトネリコなどの植栽の計画も可能にしています。なかも素晴らしいですが、外観もかなりおしゃれな住宅ではないでしょうか。

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壁面緑化に取り組む例

壁面緑化に取り組んだ例は、海外では比較的多数見られます。日本では、緑化住宅が流行る波のようなものがありますが、海外だと流行とは関係なく、壁面緑化というものがしっかり根付いているように感じます。

出典:pinterest.com

透明な外壁材2

この住宅は、先に紹介したガラス張りの狭小住宅と考え方は少し似ています。この家の向かい側を流れる都幾川の清流は、ほとんど人目にさらされることのない自然だということ。どうせ人目につかないのなら、川縁や秩父山系の景色を取り込んでしまおうということ(先の例は採光確保のため)。そういう設計思想からガラス張りが選択されたわけです。ですから、決して無謀な計画ではなく、昔ながらの縁側に囲まれた和風民家の延長線上にこの家はあるのです。

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吹き付け塗装の外壁

こちらの家の外壁材は、リシン吹き付けや吹き付けタイルなどの塗装による外壁です。この外壁は日本でむかしから使われてきたもの。最近では下地に乾式サイディングが使われてきましたが、昔ながらのモルタル下地もまだまだ少なくありません。こちらの事例は室内も見所が多いなので、ぜひそちらもご覧ください。

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