ベランダガーデニングにも適用可！「緑化助成制度」を使って家にもかしこく緑を取り入れよう

暖かくなってきてお花見やアウトドアが楽しい季節になりました。外ではもちろんのこと、家でも緑を楽しむ暮らしができたら素敵ですよね。

家に緑を取り入れる方法は色々ありますが、その際知っておきたいのが個人住宅などの緑化に対して補助金が出る「緑化助成制度」。主に平地に緑を増やすことが難しい都市部で緑化推進のため採用されています。

こちらでは東京23区の助成対象をもとに、都市部でも取り入れやすい緑のある住宅事例をご紹介します。

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自宅にも空が抜ける緑地を屋上庭園

マンションにも取り入れやすいベランダ緑化

グリーンカーテンでナチュラル断熱壁面緑化

趣味のガーデニングにも助成が!? 花壇助成

自宅にも空が抜ける緑地を屋上庭園

住宅事情が厳しい都会では、庭を作るスペースがないことがほとんどです。そこで注目したいのが最近、商業施設でもよく見かける屋上庭園。緑あふれる屋上庭園は都会の癒しの空間として人気スポットになっています。それだけでなく屋上緑化はヒートアイランド現象の緩和やビルの省エネ、大気浄化に効果があるとされていて、東京都も積極的に推進しています。

屋上庭園ならスペースの問題から庭が作れない個人の住宅にも作ることができ、しかも23区ほとんど全ての自治体が屋上緑化助成制度を採用しています。密集した住宅地にありながら、空が抜け緑があふれる贅沢な空間を作れる屋上庭園。助成を活用しながら、家族にも街にも優しい住宅を作ることができます。

※画像はイメージです。（以下、同様）

マンションにも取り入れやすいベランダ緑化

ベランダガーデニングを楽しむ方が増えていますが、ベランダ緑化も助成の対象となる場合があることをご存知でしょうか？目黒区や品川区、文京区などではベランダ緑化助成制度が採用されています。制度を利用するには事前の申請が必要なので、今からベランダガーデニングを始める方はお住まいの自治体の制度をぜひ調べてみてください。植栽基盤が必要な自治体、プランターも助成の対象になる自治体など基準は様々なので注意が必要です。

品川区ではプランターも1基の容積が100リットル以上であれば助成の対象となっています。プランターなら比較的簡単に取り入れることが可能ですね！とはいえ100リットルのプランターはかなり大きく重くなるので、ベランダに取り入れる際は重量や動線の確認をしてください。

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グリーンカーテンでナチュラル断熱壁面緑化

庭が取れない都市部の住宅に、屋上緑化と同様おすすめなのが壁面緑化。こちらも23区ほとんどの自治体で助成制度が採用されています。

こちらの事例は、カーポート前の花壇にワイヤープランツやシロタエギク、ギボウシが植えられ、外壁面にはワイヤーを張って、カロライナジャスミンとクレマチスをはわせています。見た目に癒されるだけでなく、夏の厳しい日差しを遮る効果も期待できます。

FEDL

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趣味のガーデニングにも助成が!? 花壇助成

世田谷区には屋上緑化や壁面緑化だけでなく、新しく作る花壇に対しても助成制度があります。幅4メートル以上の道路に接していること、造成する花壇の縁石の高さが敷地地盤面から60センチメートル以下とすることなど条件がありますが、花壇も助成の対象となるのは嬉しいですね。

世田谷区にはシンボルツリー助成制度もあります。モルタルやコンクリート仕上げの外構もシンボルツリーがひとつあるだけで一気に華やかになります。この制度を活用して、季節を感じられるシンボルツリーを取り入れてみてはいかがでしょうか。

鍵谷啓太 / 井上佐和子

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生垣や接道部に接する庭に関する助成など、上記のほかにも利用できる制度はたくさん。面積や金額などの基準は自治体によって違うので、家に緑を取り入れる際は詳細を自治体に確認してみてください。これらの制度は着工前に申請しなければいけないことが多いので、申請タイミングにも注意してくださいね。

今回は東京23区の助成制度をもとに事例を紹介しましたが、自治体によって緑化に対する取り組みは様々。せっかく緑を取り入れるなら、公的制度を活用しながらかしこく取り入れちゃいましょう！