魅力的な2つの物件で迷うなか、都会派イケメン物件の思わぬ弱点か明らかに！【連載｜猫と私たちのリノベ物語 vol.16 】

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Remi.Mさん

東京都内で家を探す、私と旦那（とネコ）の連載。物件探しで苦戦するなか、ようやく魅力的な２つの物件に出会いました。しかしどちらも捨てがたい……！　そこで、あらゆる角度から両者を分析してみることにしました。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

それぞれのメリット・デメリットを箇条書きしてみる

一生の買い物だからこそ、さらなる情報が必要

都会的イケメン物件にはなんと借金があった！

それぞれのメリット・デメリットを箇条書きしてみる

突然出会った最高に魅力的な２つの物件。しかも悠長に選んでいる時間もあまり無さそう。

……ということで、ともかく落ち着いて考えようと、それぞれのメリット・デメリットを書き出してみることにしました。

【荻窪の物件】
※メリット※
・東西線、丸ノ内線、総武線、中央線と４路線が使える駅から徒歩５分
・周辺にスーパー、ドラッグストア、図書館、病院なども多く、生活しやすい環境
・部屋が広い（約60平米）

※デメリット※
・今住んでいる場所に比べて、都心からちょっと離れることになる
・西新宿の物件と比べて築年数が10年古い
・宅配ボックスがない
・ゴミが決められた日時でしか出せない

【西新宿の物件】
※メリット※
・都心。しかも最寄り駅から徒歩２分
・コンシェルジュ付きで防犯面も安心
・マンション内に宅配ボックスや24時間利用可能なゴミ捨て場があるなど、マンション設備が充実している
・築10年弱という新しさ

※デメリット※
・最寄り駅を通っているのはメトロの１路線のみ
・周辺にコンビニやファーストフード店以外の店（スーパーなど）が少ない
・借地権の物件

一生の買い物だからこそ、さらなる情報が必要

２つの物件を見比べたTさんは、「なんか、若くて都会的でスマートなイケメンと、優しくて穏やかで落ちつく幼馴染み、みたいな感じですよね」と呟いていました。

賃貸と購入の違いは、恋愛と結婚の違いにも共通しているように思います。

賃貸であれば、気になる物件にとりあえず住んでみて、自分に合わないと感じれば次に移ることも、まぁできます。多少住みにくく大変な思いをしたとしても、その経験はいざ購入となった時に活きるでしょう。

だけど購入となると話は別。
合わないからといって住み替えるリスクは賃貸よりも圧倒的に大きいしその労力も桁違い。何より、一応一生ものと言われる買い物です。しっかり見極めて選ばないと、購入後に気付いても後の祭り。将来的なこともふまえ、長い目で見た判断が必要になります。

「正しい選択を導きだすにはともかく情報が大事なのでは？」ということで、この２つの物件、より詳しく調査してみることにしました。

都会的イケメン物件にはなんと借金があった！

住宅口コミサイトの投稿チェックやネット上での情報検索、改めて物件近くを散歩してみて昼と夜の近隣環境を見てみるなど、いろいろと調べていたところ、「西新宿の物件には修繕積立金のマイナスがある」との情報を確認。

そういえば、たしかに今回、物件探しを始めた頃ならいちばんにチェックしていた修繕積み立て計画表や現在の状況などを確認していなかった……！

慌ててTさんに取り寄せてもらったところ、やはり修繕積み立てにマイナスがあるとのこと。マイナスの原因は、数年前に行った大規模修繕のようでした。

一応５年以内に完済予定とはなっていましたが、完済した時点で既に大規模修繕から約10年が経過しているわけです。その時点で修繕積立金がゼロというのはなかなか心配ですし、それを見越したうえで、今後修繕積立金として徴収される額があがっていくことも考えられます。

都会的でスマートなイケメン物件、とっても魅力的だったけど、まさか借金があるとは……。

もちろん長期スパンで考えれば借金を返し終わったイケメンがさらに大社長（かつ大富豪）へと成長することもあるかもしれません。でも、欲しているのはそんなハイリスク・ハイリターンなものじゃない。
私が今欲しいのは、毎日を穏やかに過ごせる、そんなおうちです。

私、決めました。
荻窪の物件に申し込みます！！！

ついに3度目の購入を決意した私。
果たして、荻窪の物件を手に入れることはできるのか…？