料理研究家・太田みおが10年住んだフルリノベ中古マンションから、注文住宅への住み替えを決意。建築家とつくる、夢のマイホームの完成までの実録です。今回は、近隣へのご挨拶のタイミングや地鎮祭のおはなし。
▽ 目次 (クリックでスクロールします)
近隣へのご挨拶はいつするべき?
相手の気持ちを考えたタイミング
地鎮祭を執りおこないました
近隣へのご挨拶はいつするべき?
マンション購入とリノベーションは経験がありますが、建築家との家づくりは初めての経験なので、分からないことばかり。
うちの場合、購入した土地には古家が建っていたので、まず取り壊す必要がありました。取り壊すということは、けっこうな騒音や砂ぼこりなどが出ますし、近隣の方にはご迷惑をかけしてしまうことになります。
取り壊し工事が始まる前に、近隣にはご挨拶したほうがよいのでは?と思い、色々と調べてみました。
相手の気持ちを考えたタイミング
家を建てる際の近隣へのご挨拶のタイミングについて調べてみると、地鎮祭のタイミングや上棟式のタイミング、入居時など意見はさまざまでした。
でも、自分が相手の立場になって考えてみると、やはり取り壊しの工事に入る前に、ひとこと「いつから取り壊しの工事をはじめますので、ご迷惑をおかけしてしまいますが、よろしくお願いします」と声をかけていただけたら安心だし、黙ってはじめられるよりも感じがいいよな…と思いました。
なにごとも、第一印象!スタートが肝心ですよね。
ご挨拶は隣3軒まで、という話はきいたことがあったので、わが家も3軒隣まで伺うことに。
不在の場合を考えてお手紙も用意しました。お手紙にはご挨拶文と工事の内容、工事期間、工事業者の情報と連絡先も明記しておきました。加えて、1,000円程度の日持ちするお菓子を用意。ご老人である場合も考えて、噛みやすいように、かたくないお菓子にしました。
工事が始まる数日前に、ご挨拶まわりを実行。ご不在の方もいらっしゃいましたが、やはり顔をあわせてきちんとご挨拶できてよかったと思いました。
地鎮祭を執りおこないました
無事に解体工事がおわり、ようやく土地が更地になりました。
さて、建築工事の基礎工事を行う前に、工事の無事を祈る地鎮祭という儀式をご存じでしょうか。
家を建てることになるまで、私はこのような儀式があることすらよく分かっていませんでした。地鎮祭は、やらなければならない、というものではありません。
私は、そういった儀式や祈りを大切に考えるタイプなので、地盤改良に入る前に地鎮祭はきちんとしておきたいと思い、これもまた色々と調べました。
その土地の鎮守である神社を調べ、建築士と工務店の責任者に「○○神社に地鎮祭をお願いしたいと考えています」と相談。このあとの進め方はさまざまなようですが、まず施主である自分たちと建築士、工務店の3者ともに都合があう日をいくつか候補日としてあげ、工務店が神社に連絡をとってくれました。
必要なものや金額などを確認し、滞りなく当日を迎えることができました。
これから家づくりに関わってくれるすべての人が一同にその土地に会し、地鎮祭を執りおこなえたことは節目としてよかったと思いますし、今後のスケジュールなどについても、確認し合えたのでよかったです。
さて、これから建築申請が無事に通れば、地盤改良に入り着工です。設計もほぼ確定し、いよいよ!という感じ。これから詳細の素材決めなどに入っていきます。今月はショールームをいろいろとまわってきたいと思います。