2018/05/15更新2like9037view

著者:太田みお

ストレスのない冷蔵庫の整理術【心地よい暮らしのレシピvol.8】

この記事を書いた人

太田みおさん

料理家/ライフスタイルデザイナー。おもてなし料理とテーブルコーディネートの教室lifestyle atelier MAGNOLIA主宰。企業へのレシピ提供やコラム執筆も行い、「暮らしを美しく、心をゆたかに」をモットーに、食卓から幸せを創り出す活動を行っている。

友人やお客さまが家に遊びに来たとき、「冷蔵庫の中だけは絶対に見られたくない!」という方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。実は昔、私もそうでした。
そんな私が、今ではストレスのない快適な冷蔵庫ライフをおくれるように。今日は冷蔵庫の整理法とその秘訣を、わが家のありのままの冷蔵庫の中身写真とともに大公開いたします!

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

冷蔵庫の中に何があるか、正確に把握できてる?

買い物から帰ってきたら、とりあえず冷蔵庫を開け、空いているところに買ってきたものを詰め込む。また数日後、なんとなくスーパーに行き、何かを買い足してまた冷蔵庫に詰める……。

そんなことを繰り返しているうちに、こんな経験をしたことはないでしょうか。

◆「何が」冷蔵庫に入っていたか、「何が」切れているのかを正確に記憶できない
◆同じものを重複買いしてしまう
◆野菜室の奥からカピカピに乾燥した、あるいはカビがはえたおぞましい野菜が出てきた

じつは昔の私が、そうでした!
でも今は、そんな冷蔵庫ライフとはおさらばできています。

買い置きや常備菜の習慣をやめたら、どうなった?

私が基本的にしない習慣が2つあります。

まず、買い置きをしません。
というのは、家のすぐ近くにスーパーがあり、こまめに買い物に行ってもストレスにならない環境だからです。食材は新鮮なほうが美味しいですし、少しずつ必要なものを買い足すことで、無駄に買いすぎることもありません。

また、常備菜もつくりません。
頑張って1週間分つくっていた時期もありましたが、やっぱり「料理は出来たてがいちばん美味しい!」と確信しました。そこで、忙しい日にはさっとつくれるシンプルな料理で、かつ、おいしく栄養がとれるように工夫しています。

「買い置き」「常備菜」、この2つをやめただけで、冷蔵庫の中がとてもシンプルになり、管理しやすくなりました。

デザイン重視のわが家の冷蔵庫

わが家の冷蔵庫は、アメリカのGeneral Electronics社のモノグラムというシリーズのものです。10年程前、デザイン性を重視して購入しました。

サイズ感は、日本製の冷蔵庫とそんなに変わりません。上部が冷凍庫、下部が冷蔵庫になっていて、特別な機能もない、とてもシンプルなつくりです。

ボックスでカテゴリごとに分類する

料理教室や、料理撮影の仕事がない日の冷蔵庫内です。
ちなみにわが家の家族構成は、私、夫、子ども2人の4人家族。
バラバラと数が多いものは、項目ごとに分類し、100円均一のセリアで購入したボックスに入れ、お手製のラベルを貼って分類しています。

こうやって分類することで、目的のものがどこにあるか、しっかり把握できます。また、奥行きのある冷蔵庫でも、ボックスごと引き出せば、奥のスペースも活用できて効率的です。

4段の冷蔵室、それぞれの中身は?

下の写真は、最上段から3段目までの写真です。

◆最上段(下写真の上段)の左から
SAUCE……ケチャップ/マヨネーズ/ドレッシング/各種ソースなど
RICE……米
ラベルなし……穀類。キヌア/アマランサス/チアシード/押し麦など

◆上から2段目(下写真の中段)の左から
JAM & PICKLES……ジャム/マスタード/ケーパー/スイートガーキンなど瓶詰めのもの
HAM & CHEESE……ハム/ソーセージ/チーズなど加工品
MISO……味噌
下の写真は、上から3、4段目と野菜室の写真です。

上から3段目(下写真の上段)の左にあるのは、自家製の食材。ピクルスや梅肉、万能味噌だれなどをガラス保存容器に入れて縦列配置しています。同じ段の右には、その日スーパーで買ってきた食材を置きます。

上から4段目(下写真の中段)の段は常に空けておき、料理が入っている鍋などをそのまま入れられるようにしています。
野菜室もボックスで仕切っています。
左側の白いボックスには、使いかけの野菜を入れています。ここに入っているものから使っていくルールです。

右のボックスは、長さのある野菜を立てて収納しています。立って生えている野菜は、立てて保存したほうが長持ちします。

どちらのボックスの野菜も、乾燥を防ぐための保存袋に入れて寿命をのばしています。

冷蔵庫の扉側収納を大公開

冷蔵庫の扉側は、こうなっています。
上から順番に説明します。

◆最上段
左は、片栗粉/粉糖/薄力粉。それぞれをセリアで購入したまぶす容器に入れ、自作ラベルを貼ったものです。粉ものをこの容器に入れれば、うっすらとムラなく衣づけしたいときや、お菓子づくりの仕上げにとても便利です。右は卵です。

◆上から2段目と3段目
合計3つもバターケースらしきものがありますが、2段目左の木蓋のものは、野田琺瑯のバターケース。この中にはチューブタイプのわさびやしょうがなどを入れています。チューブはそれぞれカラフルなので、それを隠すだけでもすっきりとした印象になります。

2段目右のエシレのクッキー缶には、バターを入れています。

3段目左の青い柄は、長崎県の波佐見焼・西山窯の陶器のバターケース。北欧風のデザインがとてもかわいくてお気に入りです。これには、個装されたチョコレートなどちょっとしたお菓子が入っています。

見た目の美の追求は、無理のない範囲で

◆上から4段目と最下段
上から4段目には、汁ものの各種調味料を入れています。

SNSを見ていると、すべての容器を統一し、すべて詰め替え、牛乳パックすら同一色のカバーで隠しているストイックな人たちを見かけます。見た目の美しさに対して、並々ならぬモチベーションをお持ちだなあと感心します。

現実的には、すべての外観を統一するのはとても大変なことですよね。私にとって無理のない範囲でできるのは、調味料ボトルの統一でした。

そこで、この段の調味料は iwaki(イワキ)のガラスボトルに詰め替え、自作ラベルを貼っています。イワキのボトルはオイル差しと醤油差しで先端が違うつくりになっており、醤油差しの先端はきちんと密閉される優れもの。同じ容器に詰め替えて統一すると、見た目が美しいのはもちろんですが、収納もしやすくなり一石二鳥だと感じています。

なお、最下段には牛乳やワイン、ペットボトルなどを入れています。
私の冷蔵庫のポイントをまとめると、

1. 無駄なものは買わない(≒冷蔵庫の中身をきちんと把握できる)
2. ボックスで分類分け&ラベリングして、奥行きを活かす
3. 無理のない範囲で、容器を統一してみる

これら3つを実践することで、ストレスなく、便利で、見た目にも美しい冷蔵庫を維持することができるでしょう。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
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太田みおさん

料理家/ライフスタイルデザイナー。おもてなし料理とテーブルコーディネートの教室lifestyle atelier MAGNOLIA主宰。企業へのレシピ提供やコラム執筆も行い、「暮らしを美しく、心をゆたかに」をモットーに、食卓から幸せを創り出す活動を行っている。

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