遠い国、北欧。海外旅行先としてもあまり行ったことのない方が多いはず。なのに、どうしてこんなに日本で愛されているのでしょう。北欧インテリアの良さをご紹介します。
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北欧インテリアが愛されているのは、なぜ?
北欧インテリアに欠かせないデザイン〜ファブリック編
北欧インテリアに欠かせないデザイン〜家具・照明編
北欧インテリアに欠かせないデザイン〜リノベ編
北欧インテリアが愛されているのは、なぜ?
北欧諸国。具体的にはヨーロッパの北側、フィンランド、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、アイスランドの事を指します。
はるかに遠くて寒い国のインテリアが、どうしてこんなにも日本で人気があるのか不思議に思った事はありませんか?それは、日本人が古来から好むインテリアと北欧インテリアの特徴が不思議とリンクしているからかもしれません。
1)自然素材である木を多く使っている点。
北欧の国々は広大な森林地帯を持ち、自然と共に人々は暮らしています。自然と共に暮らそうとする意識が強く、自然素材やモチーフを使って温かみのある製品を生み出しているところが、日本人のライフスタイルとも共通しますね。
また、北欧は日照時間が少ない地域なので、窓を大きくし、室内は白〜ベージュ、淡グレー系のカラーを多用することで、陽光を効率的・効果的に室内に取り込むようにしています。昼間は陽光をうまく取り入れ、夜はキャンドルや暖炉の炎の光を楽しむ住まい。それも北欧インテリアの特徴と言えそうです。
2)シンプルで機能性を重視したデザインが多い点
北欧の人々は、質素な暮らし方を好む傾向にあります。余分な飾りを省き、シンプルに機能性を重視したデザインは、「わび・さび」に代表されるような日本の文化と共通する部分も多く、そういったあたりも人気の理由でしょう。
北欧インテリアに欠かせないデザイン〜ファブリック編
初心者だけれど、北欧デザインをうまく住まいに取り入れてみたい!そう考える方も多いはず。
●北欧デザインのグッズを取り入れる
●テーマカラーを白〜ベージュ、淡グレー系にする
●淡い木目調にアクセントカラーをプラスする
ということから始めると、住まいに取り入れやすいかもしれません。
こちらは、テーブルクロスに北欧デザインを使っています。鮮やかな色、大胆なプリント。この花柄は誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
フィンランドのアパレル企業マリメッコの「ウニッコ(ケシの花)」というシリーズです。カーテンやベッドカバーなど、さまざまなファブリックシリーズがあります。
こちらもマリメッコのデザインパネル。
杉のフローリング、桐の天井と木目調を多くした寝室の雰囲気にマッチします。
ラグやソファを淡グレー色にし、クッションカバーの柄も北欧風なデザインを採用しています。アーチ状の入り口にかかっているロールスクリーンもアクセントになっていて、組み合わせの妙を感じます。
北欧インテリアに欠かせないデザイン〜家具・照明編
「北欧家具」という言葉があるくらいですから、有名なデザインの家具、メーカーもたくさんあります。
一番目にするのはやはり「IKEA」でしょうか。お値段も手頃なので、子供の成長に沿って家具を買い替えていくこともできますね。
アルネ・ヤコブセンがデザインした椅子「エッグチェア」。存在感のあるデザイナーズチェアを一つ置くだけで、お部屋全体の空間がとてもラグジュアリーな印象になります。
ハンス・J・ウェグナーの、Yチェアのあるダイニング。
ルイス・ポールセン社のライト「 PH アーティチョーク 」シリーズも人気があります。ヨーロッパの春野菜をイメージした愛らしいフォルムのデザイン、眩しさを感じにくい、人の目に優しい配慮のある照明です。
レ・クリント社の照明は、デンマーク王室御用達。手折りのハンドクラフトで作られています。
北欧インテリアに欠かせないデザイン〜リノベ編
北欧インテリアにすることを前提として、家づくりをするのなら、「木の温もりが感じられる空間」を心がけて施工すると良いでしょう。天井・床・カウンターなどに導入すると、家具やファブリックともマッチしやすいお部屋にできます。
北欧インテリアがイメージの、明るい木の色調と白を基調としたカラーリングの空間。
フィンランドを舞台にした映画「かもめ食堂」のようなキッチンにしたいと言う奥様の希望でリノベーションしたキッチン。具体的な映像イメージがあると専門家ともイメージ共有がしやすいですね。
北欧デザインは、和モダンの家具やグッズなどともとても相性が良いので取り入れやすいですね。簡単な方法でならカラーコーディネートやファブリック類、本格的に取り入れるなら北欧家具の導入やリノベーションというやり方で、暮らしを北欧テイストにしてみてください。