住宅ローンを検討中ならもちろん、住宅を購入するのはまだまだ先だと考えている人にとっても、住宅ローンのシミュレーションはとても便利で使えるツールなのです。web環境があればいつでもどこでもトライ可能な気軽なサービスを、活用しない手はありません。
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いつでも誰でもどの時点でも可能な住宅ローンシミュレーション
webの簡易版シミュレーションはより気軽に
ライフプランをイメージする手助けにもなる
最初から窓口に相談に行くのも良い方法
住宅ローンシミュレーションに必要な事項
住宅ローンシミュレーションをする際の注意点
詳細シミュレーションは安全側のライフプランをもとに
いつでも誰でもどの時点でも可能な住宅ローンシミュレーション
一昔前は、住宅ローンのシミュレーションというより、住宅ローンを現実的に検討している時点やローンの申し込み前に、ローン返済計画書として金融機関等の窓口で提示される場合がほとんどでした。
今ではweb環境さえあれば、いつでも誰でもどの時点でも、気軽に住宅ローンのシミュレーションが可能です。新規借り入れでも借り換えの場合でも、いくつかの条件を入力すればすぐにローン概要や返済計画などが表示されます。細かい設定変更も自由に、いくつでも試せてとても便利です。
webの簡易版シミュレーションはより気軽に
webでの住宅ローンシミュレーションはすでに多くの人が活用していますが、最低限の条件を入力するだけの簡易試算も、詳細試算と併せて提供しているサイトが多くあります、
簡易版はより操作がシンプルで、結果がわかりやすく表示されます。シミュレーション自体の使い勝手も向上していますので、入力作業や数字への苦手意識からなんとなく腰が引けている人にとっても、ハードルは下がっていると言えます。
ライフプランをイメージする手助けにもなる
住宅を購入するなんてまだまだ、という人にも、住宅ローンシミュレーションは役に立ちます。簡易版シミュレーションの中には、現在の年収から借り入れ可能な上限額や、無理がない毎月の支払い額の上限などが算定されるシステムもあります。
現時点では現実味がなくても、シミュレーションしてみると現況を客観的に把握できたり、今後のライフプランをイメージする手助けになるかもしれません。
最初から窓口に相談に行くのも良い方法
web上の簡易的な試算で大雑把には理解できても、なぜ、どうしてという疑問点がある場合や、より希望に沿った資金計画を検討したいという場合もあるでしょう。そんな時は住宅ローンの相談を受け付けている金融機関等の窓口を活用するのが手っ取り早くて正確です。その場ですぐに質問したり、計画へのアドバイスが受けられます。
そもそもweb環境がない、またはweb操作が苦手だという人は、自宅や勤務先の近くに金融機関等の相談窓口があるのなら、最初から気兼ねなく相談してみましょう。自力で勉強したり調べるよりも効率的にローンの仕組みを理解できるかもしれません。webも窓口相談も、必要に応じて使い分けすると良いですね。
住宅ローンシミュレーションに必要な事項
住宅ローンを検討時点でシミュレーションする際には、入力する条件を整理しておきましょう。必要事項は、新たに借り入れをする場合と借り換えの場合では少し異なります。
■新たに借り入れる場合
・借り入れしたい金額と借り入れ希望期間
・現在の年収
・ボーナス払いの有無
・毎月の返済方式の選択
■借り換えの場合
現在の契約内容をもとに、
・借り入れ残高と借り入れ希望額
・借り入れ残期間と借り入れ希望期間
なお、どちらにも共通なのが、設定金利です。目星をつけている住宅ローンがあればその金利を、具体的な検討がまだなら、取引がある金融機関の住宅ローンの金利を参考にしてみましょう。
住宅ローンシミュレーションをする際の注意点
気軽で簡単なシミュレーションは、借り手側にとっていくつものメリットがありますが、注意すべき点もあります。
webサイトでシミュレーションする際は、まずはサイトの安全性を確認しましょう。すでに住宅ローンの候補が固まっているのであれば、その金融機関等の公式ホームページ上の試算がベターです。
決まっていない場合は、取引や関係がある金融機関等のサイトを中心に利用すると良いでしょう。窓口に相談に行く際も、候補の住宅ローンの機関か、公的機関、また給与振り込みや公共料金の支払いなどで使っている金融機関等がおすすめです。
詳細シミュレーションは安全側のライフプランをもとに
シミュレーションは便利で気軽になりましたが、あくまで試算です。数値を入力するシミュレーションに、想定外のエピソードまでは反映できません。
より現実的な詳細シミュレーションのためには、現時点で考えうるライフプランをもとに、より安全側の想定数値を入力します。なんとかなるだろう、という楽観的な計画でのシミュレーションは、本検討の際にはあまり意味がなくなる可能性があります。
住宅ローンシミュレーションは、誰にとっても便利です。具体的に検討中の人は細かい設定変更も負担なく、何度も試せますので、気が向いたらすぐに使えるツール、と身近にとらえておくと良いでしょう。ローンの活用がまだ現実的ではない人にとっては、ライフプランの構築や再確認のためにも使えます。住宅ローンシミュレーションを気軽に活用してみてください。