近年話題の「ミニマリスト」。メディアで取り上げられる極端なケースを目にして「私には無理」と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
今回は究極のミニマリストにはなれなくても、ほんの少しミニマルなエッセンスを取り入れてみようかなと思える、ミニマルだけど心豊かに暮らしているお宅をご紹介します。
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最小限の物での暮らしで得られる豊かさとは
元々あるもので豊かに暮らす
借景を引き立てるミニマムな部屋
ミニマルな暮らしは家事の時間もミニマムに!
最小限の物での暮らしで得られる豊かさとは
ミニマリストとは、大量生産・大量消費を良しとせず、必要最低限の物で生活をする人のこと。大きな震災後の気運の高まりや「断捨離」ブームと相まって、物に執着しない、振り回されない生き方として注目されています。
最小限の物だけを残し、新たに物を家に入れないことによって、物を多く所有することではない「豊かさ」に気付くことがあります。
元々あるもので豊かに暮らす
施主が希望したのは、窓からの緑と風通し。もともと大切にしている古道具や趣味でもあるDIYで部屋を整え、新しいものを無駄に増やすことはしません。自分にとってのプライオリティを明確にするのが、ミニマルな生活には必要です。
団地の一室をリノベーションしたこちらは、レトロなすりガラスやドアの一部など、もとの昭和建築の部分をあえて残しています。もともと施主が持っていた古道具やアートがすんなりなじんで、カフェのような心地よい空間になっていますね。
借景を引き立てるミニマムな部屋
ミニマルだけど豊かな暮らしを実現するのに、借景は大切なポイントです。物の少ない部屋は景色をより際立たせ、心を豊かにしてくれます。
こちらの敷地は、小さな遊歩道のある小川と緑の丘にはさまれた場所で、大きな窓からの景色が季節の移ろいを感じさせてくれます。
10坪ほどの敷地に建つ、小さな住宅につくられた借景が美しいピクチャーウィンドウのある一室。室内にはほとんど物を置かず、最低限必要なものだけでつくられています。
ミニマルな暮らしは家事の時間もミニマムに!
いかがでしたか。家にはテーブルとイスと寝袋だけという究極のミニマリスト生活は無理でも、ゆるーいミニマリストにならなれそうかもと思えませんか?
インスタ映えのためにオシャレなインテリア雑貨を買い足し、季節のイベントの度に、色とりどりの消耗品を揃える暮らしはとても刺激的で楽しいですよね。でも、イベントが終わってゴミになってしまった飾りを見て、ふと感じる違和感に向き合ってみるのもなにか一つのきっかけになるかもしれません。
「断捨離」や「整理収納」と共通する面も多々ある、いまどきのミニマル生活は、物の所有に振り回されない、ストレスが少ない生活でもあります。まずはゆるーく取り入れてみませんか?