2015/05/18更新1like11577view

著者:SUVACO編集部

生活空間を豊かにする!ロフト使いの設計アイデア集

ロフトや小屋裏収納というと、その言葉を私たちはなんとなくイメージで使い分けているところがあります。たとえば小屋裏収納は、計画するにもその広さ・高さなど、建築法規上の制限を受けます(ただし、規則に適合した収納庫をつくれば、床面積には算入されないというメリットもあります)。
ただ、一般的にロフトと呼んでいるものは、たんなる収納庫とは違います。どちらかと言えば生活空間のイメージです。その意味では、ロフトと小屋裏収納は別のものと考えたほうが良さそうです。もしこれを生活空間として使うのなら、床面積に算入されます。もちろん階としても形態によってはカウントされる場合もありますから、申請には注意しなければなりません。
それでも、ロフトをうまく使えば生活空間が豊かに変わりますし、いわゆる設計上の面白さも出てきます。ここでは、そのようなロフトの事例を集めてみましたので参考にしてください。

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この家は、お隣の賃貸用の空き部屋を合体させてリノベーションしました。このロフトは多目的に使える収納を兼ねた空間になっており、キッチン上部の小屋裏スペースに設置されています。収納として活用するなら十分な広さと言えます。
梯子も使えるのですが、ここの面白いところはフリークライミンングでも上がれるようにつくられているところでしょう。
5間もある南側の巨大な間口には、木製サッシのペアガラスを採用しています。大きな片流れの屋根に合わせて、ロフトそして2階へつながっていきます。
國澤信二/山本清美「見渡しの家」
この板をつたってロフトから2階スペースへと行くこともできるわけでしょうが、花瓶を立てているのは、普段ここを使わないようにしているのでしょう(手すりも取り付けられていないので、もし落下したら大変です)。それにしても下のリビング同様、このロフトも庭の見晴らしが良さそうです。
國澤信二/山本清美「見渡しの家」
ロフトを子ども部屋として計画.
LDKとロフトを隣接させることで家族の繋がりをもたせました。子どもにとって階段を上るロフトは、まるで秘密基地のようでワクワクする空間。
子供部屋の色は、変化を持たせるためオレンジとグリーンカラーで分けました。
ロフトには、スチールのタラップで上がります。
築35年の部屋をスケルトンにしてからリノベーションした現場です。小上がり&ロフトを使い、お子様のスペースを確保しています。とても面白いアイデアだと思います。
上の写真だとご主人の書斎だけですが、奥様のワークスペースともいうべき箇所があるのがわかります。最近は奥様でも自宅での仕事場を持つ方が増えていますね。
舷窓が印象的なロフト空間です。こちらの家は3階部分をロフトとし、高さ制限を回避したつくりになっています。床のグレーチングは天窓からの光をロフト下に伝えるためのものでしょう。
河合健之「室町の家」
この梯子でロフトに上がれるようになっています。梯子ははじめから取り付けられており、収納庫目的でつくられたロフトではないことを示しています。こちらのロフト空間は子供室として使用するようですね。
河合健之「室町の家」
築35年の木造住宅をフルリノベーションした物件です。現場は2階建ですが、もともと小屋裏収納スペースあったことから、2階天井の勾配を利用して4畳のロフトを設けました。ロフト下に見えるのはワークスペースのようです。
ロフトの床はスノコ状にして、少しでも2階の明るさに貢献しています。でもその必要がないぐらい陽当たりの良い立地です。
床レベルを変えることでさまざまな空間を持つ家です。また忍者屋敷的アイデア(遊び心)も随所に生かされています。それがこちら!モダンな空間に綱が下がっています。これは・・
ロフトへ上るためのもう一つの道でした。
また子どものベッドスペースをロフトにして、登り棒を設置。
遊び心のある楽しいお宅です。
内装のシナベニアが墨黒に染まっているのは、写真の効果ではなくリアルのようです。一面墨黒にするという大胆な発想はとても珍しいですね。一件暗くなりがちな色ですが、天窓からの光がなぜか心休まる空間になっています。このロフトを何か思索するためだけに使っているわけではないでしょうが、ロフトという手狭なスペースで心落ち着かせる時間があってもよいかもしれません。
浜田幸康「Viila S」
1階部分は、窓から見える緑が黒とのコントラストでとても鮮やかに切り取られています。都会の喧騒を離れた別荘地に建つ家としては、最高のリラックスを味わえますね。
浜田幸康「Viila S」
外観を見ると傾斜地を生かして建てられているのがわかります。
写真左側が言わば「閉じた空間」であり、右側は景色に対して「開かれた空間」です。
浜田幸康「Viila S」
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