家を作るときは、誰でもおしゃれな家にしたいと思うものです。こういうデザインにしたい、こういう素材を取り入れたいなど、希望はたくさん!ただ、実際に住み始めてから気付くこともたくさんあります。あとで後悔しないよう、本当に住みやすい家の要素についてご紹介します。
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家を作る前に知っておくべきこと:後から変えられるもの、変えられないもの
ポイント1:家事や部屋間の移動動線
ポイント2:物の量にマッチする収納
ポイント3:掃除のしやすさを考える
家を作る前に知っておくべきこと:後から変えられるもの、変えられないもの
住みやすい家を作るにあたり心掛けることは、後から「変えられる箇所」と「変えられない箇所」をきちんと意識して設計を進めることです。
例えば、建具や照明は商品そのものの費用はかかるものの、家を建てた後でも比較的容易に交換できるものが多いです。そういった箇所は後で交換するかもしれないことを多少覚悟すれば、流行に乗ったものを選んでもいいかもしれません。
逆に家を建てた後に変えるのが難しいものは、間取りや窓の位置、給排水などです。家自体の構造に関わる後から変更がきかないものに関しては、今だけではなく長い目で見て、自分や家族の本当の暮らしやすさを追求して考える必要があります。
ポイント1:家事や部屋間の移動動線
生活するにあたり何百回・何千回と行き来することになる「生活動線」。目的の場所へスムーズにたどり着けないことは、例えそれが少しの距離であっても長く生活する中では必ずストレスになってきます。
例えば、帰宅してすぐ上着をかける場所に行くことができたり、家事をする人がキッチンから洗濯機がある場所へすぐ移動できたり・・・、小さな積み重ねが、家に対して感じる居心地の良さを大きく左右するのです。希望の間取りを少し調整してでも、適切な動線は確保するようにしましょう。
ポイント2:物の量にマッチする収納
家の中でストレスを感じないためのもう一つの要素が「収納」です。各居室を広くするために収納をあまり設けないと、結局各部屋の見える場所にモノを置かなくてはならなくなり、家の中を整頓するのが難しくなります。
部屋を広くしても、結局同じ量のモノはどこかに置かなくてはならないわけですから、やはりそのための収納は肝要です。
家を作る前に自分の所有物を再度確認し、どのような種類のモノのための収納をどれだけの量設けなければならないかをきちんと考えるようにしましょう。
ポイント3:掃除のしやすさを考える
生活するうえで欠かせない掃除。いくら自分が気に入ってつくった家でも、掃除が面倒だとそれもまた大きなストレスになります。
例えば、オープンな棚は使いやすいですが埃がたまりやすく、頻繁に掃除しなければなりません。吹き抜けを作った場合も、そこにある窓や照明の掃除はとても煩雑になるはずです。
設計段階からそういったことを予測し、自分の希望と今後数十年に渡り掃除していくことを天秤にかけることも大切です。
設計は短い期間で行いますが、家は何十年に渡って住み続けるもの。その時の好みや流行で決めるのではなく、その家に長い間住み続けること、その間に起こり得る家族の変化も想像することが非常に大切です。住み始めて何年かした後、「この家にしてよかった」と思えるような家づくりを目指しましょう。