家を建てるとき、子供部屋に関しては「将来的に間仕切りして分ける」か「子供の人数分の個室に元から分けておく」か迷うことがあります。お子様がまだ小さければ、とりあえず一部屋として広く使うことを選ぶ方も多いですよね。今回は、「将来的に間仕切りして分ける」タイプの子供部屋を選んだ方の二つに分ける前の実例をご紹介します。
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将来的に分けるタイプの子供部屋とは?
シンメトリーの間取りでも天井や壁でアソビゴコロを
お庭も子供部屋の一部!開放感のある平屋の子供部屋
可動式の棚で自由度の高い間取りに
ゾーニングで機能的な子供部屋に
将来的に分けるタイプの子供部屋とは?
将来的には分ける予定の子供部屋とは、子供がまだ個室を必要としないうちは一部屋として広く使い、個室が必要になった時に間仕切りして分けることができる子供部屋をいいます。
この場合、ドアや窓、コンセントなどが各部屋に必要と考えられます。エアコンも新規で増設する手間を考えると、予め二つ用意しておいてもいいかもしれません。また、新築時に下地材を入れておくと、施工しやすく工費も安くおさえられます。
では、実際に間仕切るまではどのように子供部屋を使っているのでしょうか。子供部屋の間取りと家具の配置、機能的なゾーニングを見ていきましょう。
シンメトリーの間取りでも天井や壁でアソビゴコロを
シンメトリーな間取りは単調なイメージになりがちですが、天井を青空模様のクロスにすることで遊び心のある楽しい子供部屋になります。こちらはエアコンが天井埋め込み型なので、二部屋に分けた後もエアコンの圧迫感がなく、スッキリとした空間になるでしょう。
幼い時に部屋を分けない一番のメリットは、子供同士がお互いの存在を尊重しながら過ごせるという点ではないでしょうか。窓や壁側に勉強机など家具を並べるレイアウトは、空間を広く使えます。勉強机という個人スペースとともに、兄弟一緒にゆったり遊べる空間も設けられる良いレイアウトです。
男の子と女の子の異性同士でしたら、壁紙のカラーをブルーとピンクにするのもオススメです。
カラーのトーンを合わせると、バラバラな印象になりません。
お庭も子供部屋の一部!開放感のある平屋の子供部屋
平屋建てのお宅の子供部屋です。大きな掃き出し窓は布団やラグが干しやすく、開放感があります。また窓が二つ設置されているので、将来二部屋に分けた時も、使い勝手や開放感が損なわれないでしょう。
可動式の棚で自由度の高い間取りに
中央部の収納ユニットを移動させて間仕切るタイプです。最初から設置しておけるので、追加工事の必要がなく経済的です。お子様が自立して家を出た後も、フレキシブルに間取りを変えることができます。自由度が高く、スペースを無駄にすることがありませんね。
ゾーニングで機能的な子供部屋に
ワークスペース&プレイルームとベッドルームという風に、ゾーニングをしっかりしておくことで機能的な子供部屋になります。
ベッドルームゾーンにベッドをくっつけて配置すれば、家族4人、一部屋で寝る事も可能です。今はベッドルームや学習机の並んでいるワークスペースなど、子供たちが一緒に行動できるように目的別にゾーニングされていますが、将来は二部屋に分けることが可能です。
いかがでしたでしょうか。兄弟の性別や人数、年齢差、性格、今後も兄弟が増える可能性……など、ご家庭によって事情はさまざまなので、その都度、状況に応じてフレキシブルに間取りが変えられるといいですね。
兄弟仲良く一緒に子供部屋で過ごしている光景がみられる時間は、実はそんなに長くないものです。幸せなその時間を家族共通の思い出として、どうぞ大切にしてください。