2017/03/05更新1like3081viewerito

家を建てる時の基礎について。べた基礎と布基礎とは

何事も基礎は大事です。建築工事をする際はもちろん、建物を直下で支える基礎についてもその重要性は言うまでもありません。とは言うものの、その中身を知らない方も少なくないはず!直接目に触れる機会が少ないからこそ、その仕組みについてきちんと理解しておきたいですね。今回はそんな基礎の種類や特徴について取り上げてみたいと思います。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

べた基礎と布基礎なにがちがうの?

まず一般的な住宅の基礎の種類は2種類あります。
「べた基礎」と「布基礎(ぬのぎそ)」と呼ばれ、構造に違いがあります。

べた基礎は、鉄筋コンクリートを底一面に敷き詰めた構造です。「面」全体で建物を支えるようになっており、建物の真下をコンクリートで覆うので地面からの湿気を防ぐとともに、シロアリなど害虫の侵入も防ぐと言われています。

一方の布基礎は、主には120㎜厚程の立ち上がり部分で建築物を支える構造です。同時に床下の湿気対策として防湿シートやコンクリートを打設します。このときのコンクリートは先ほどのべた基礎の時とは違い、建物の荷重を支えるものではありません。


これだけ聞くと、べた基礎の方が面全体で支えるので頑丈そう…と誤解されるかもしれません。しかし、皆さんもこんな経験をしたことがあると思います。

レンガ型の形状のもので何かを支える際に、面積の広い面よりも狭い面で物を支えたほうが強いという感覚、何となく分かりますよね。単純に考えるとその感覚と同じ理屈で、決して立ち上がりのみで荷重を支える布基礎が弱いということはありません。きちんと厚みや立ち上げ高さなどの基準を満たしたものであれば、耐震性や安全性に問題はありません。


ではこの二つの基礎はどう使い分けたら良いのでしょうか。次項で見ていきたいと思います。

べた基礎の特徴と向いている建物

さてもう少し詳しく見ていきましょう。先ほど2つの基礎の構造を説明しましたが、どちらが強い、とは言えないことがお分かりいただけたと思います。両者の特性を生かして適材適所、基礎を使い分ける事が重要です。

べた基礎は「面」で建物を支えると説明しましたが、この構造は建物の荷重を面に分散する仕組みなため、軟弱地盤の土地に建築する場合や、構造体が軽い木造住宅に向いていると言えます。使用するコンクリートと鉄筋の量が布基礎に比べ多いのでコストは多少かさみますが、施工手間がかからないので木造戸建て住宅では主流になってきています。

布基礎の特徴と向いている建物

実は木造住宅でもひと昔前までは布基礎の方が主流でしたが、現在はその施工手間の単純さなどからべた基礎に逆転されてしまいました。布基礎は立ち上がり部分で荷重を支えることから、集中的に荷重のかかる鉄骨プレハブ系の建物に向いています。

布基礎の「立ち上がり部分」のイメージがいまいち湧かない方に、その断面形状についてご説明したいと思います。
基礎の断面はT字を逆さまにした形状で、Tの頭の部分は地中に埋まっています。この地中に埋まる深さを「根入れ深さ」と言いますが、この深さとともに立ち上がりの高さも法律で何ミリ以上と決められています。この基準値を満たすことにより強固な基礎が築かれます。
2つの基礎の大まかな特徴をつかんでいただけたのではないかと思います。どちらの基礎も工法がしっかりしていれば弱いということはなく、その構造体の種類や土地の状態によって向き不向きがあるということでした。単純にこちらの基礎だから安心といったうたい文句に踊らされずに、なぜその工法を採用しているのかしっかり説明できる建築パートナーを見極めてくださいね。
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