2017/04/03更新1like6255view水沼 均

子供とともに成長する、愛情にあふれたキッズスペースの作り方

住まいは大人だけでなく、お子さんにとっても楽しい場所であってほしいものです。お子さんが楽しく過ごせて、自分の世界を創り出せるような豊かなキッズスペースを用意してあげましょう。そして、お子さんに合わせてその場所をもまた育てていく楽しさを、住まいに取り入れてみましょう。

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LDKの一角にキッズスペースを

お子さんが幼い間は、いつも目の届く場所で遊ばせてあげたいものです。そんなときにはリビングなどの一角にキッズスペースを設けると良いでしょう。

下の写真はLDKの一角に小上がりを設けてキッズスペースにした例です。少し高くなっているので周囲から見えやすく、冬も暖かく過ごせます。また、自分だけの領域として認識できやすいのも良いですね。さらに、お子さんが成長したあとには簡単に移設や撤去ができます。

小さなひそみを設けてみる

上で紹介したのは比較的オープンなキッズスペースでしたが、一方でお子さんは小さな目立たない隅っこや「ひそみ」を好みます。段ボールや毛布を使って小さな秘密基地を作ったりする遊びも大好きですよね。

下の写真は階段踊り場の下に、半個室のようなキッズスペースを設けた例です。天井は低くても大丈夫なので、踊り場の下はちょうどマッチするスケールですね。家形の入り口と小さな窓がとても愛らしく、いかにもお子さんの場所という感じが出ています。
そして下の写真はなんて愛らしいひそみでしょうか!造り付け家具の1区画を、小さなお子さんのひそみにしています。可愛らしい壁紙を貼って、はしごまでついています。

お子さんにとってこの高さは身長より高いくらいなので、部屋を眺め下ろす気分は格別でしょうね。

そしてこのひそみも、お子さんの成長に合わせて簡単に役割を変えられます。お子さんのお気に入りのおもちゃやぬいぐるみをずっと飾っておくのも良いし、収納スペースの一部として再利用することも簡単にできます。

家の中に家を作る

お子さんの成長にともなって、ひそみもまた大きくなっていきます。そしてついには独立した子ども部屋になるのですが、個室になる手前の途中過程がそのままキッズスペースになったような楽しい例があります。

下の写真はLDKの一角にある小さな子ども部屋です。壁の仕上げを変えて可愛らしい内窓を設け、部屋というよりは大きめのひそみのような、家の中のもう1軒の家のような場所になっています。いつでも家族と話したり気配を感じたりすることのできる、愛情にあふれたキッズスペースだと思いませんか?
また下の写真はキッズスペースのひそみがうんと大きくなって、家の中の1軒の家になってしまったという例です。これはお子さんが大喜びですね!大人の私でもうらやましいです。

内窓で子どもと家族をつなげる

内窓は他にも多くの例で見ることができます。LDKなどのにぎやかな場所に面して子ども部屋を設け、お子さんのプライバシーを確保した上で改めて内窓を開けて気配をつないでいます。

実際小学校中学年くらいまでは、プライバシーがほしいけれども家族ともつながっていたい気持ちがとても強いのではないでしょうか。そんな時期には、内窓のある子ども部屋はとても良いしつらえだと思います。

下の写真ではLDKの一角に子ども室を設け、内窓をつけています。勉強机に向かっているときでも家族の気配を感じたり話をしたりできやすい、大変すばらしいデザインです!
また、下の写真も子ども部屋に内窓を設けた例です。すてきなピクチャーウインドウでLDKとつながっていますが、「家庭」という景色がいつも眺められる、暖かさにあふれた窓です。

思い出に残る「なにか」を設ける

キッズスペースに特別な「なにか」を設けることで、お子さんの楽しい思い出づくりを手助けすることができます。

下の写真は子ども部屋に設けられた小さな小さな地窓です。お子さんが興味深そうに覗き込んでいます。大人では覗けないほど下の方に設けられたこの窓は、きっとこの子にとって忘れられない楽しい思い出になることでしょう。
下の住まいのリビングには丸い独立柱がシンボルのようにスッと立っていますが、子ども部屋にも同じ丸柱が立っています。お子さんには、大人の世界にあるシンボルが自分の部屋にもあるといううれしさがきっとあることでしょう。そしてよじ登ったりもたれかかったりする、友だちのように楽しい存在でもあることでしょう。

キッズスペースの注意点

さて、ではキッズスペースで注意すべき点はどんなことでしょうか。まず、そのスペースがお子さんの成長とともにどう役割を変えていくかを、計画的に考えておくことがもっとも大切です。成長したお子さんはどこに移るのか、そして元のスペースはどうなるのかです。

もう一つ大切なのはお子さんのプライバシーをどう考えるかだと思います。何歳くらいから個室を与えるのか、個室のプライバシーはどの程度与えるのか、といったことがとても大切になるでしょう。それによってキッズスペースの作り方も変わってくるのです。
以上、だいたいお子さんの年齢順にお話ししてきました。ごく幼いうちは主室の一角にキッズスペースを設け、成長とともにひそみのような半独立したスペースを与えます。そしてやがて個室を与えますが、お子さんが孤独になってしまわないように内窓を設けて家族とのつながりを保ちます。

これらのさまざまな工夫に共通して言えるもっとも大切なことは、お子さんのパーソナリティを一人前の人間として認めるという、深い愛情だと思います。例えば内窓は決して監視のために設けるのではありません。必要なときに窓を開けてくれれば、私たちはいつもそこにいるよという深い愛情表現の形なのだと思います。
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この記事を書いた人

水沼 均さん

建築設計の学校で長年教師を務め、大勢の生徒さんと接してまいりました。年齢、経歴、そして住まいへの思いも大変多様で、他では得られない貴重な経験ができました。その経験を生かして、豊かな住まいづくりに役立つような記事をたくさん書いていきたいと思います。

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