2022/03/28更新1like2108view

著者:Haruka Yamasaki

上がり框を工夫して、「行ってきます」も「ただいま」も楽しい玄関に

玄関は家のウチとソトをつなぐ大切な存在。
楽しくて快適な玄関をつくるのに重要なもののひとつが、「上がり框(かまち)」である。

普段、なんとなく使っている上がり框だけど、形や段差、色や素材にこだわってみると、玄関の見え方も、快適さもグッと変えることができる大切な存在なのだ。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

玄関の顔となる「上がり框」とは?

そもそも、玄関の「上がり框」という言葉を聞き慣れない人も多いだろう。
上がり框とは、玄関に設けられた段差の側面部分のこと。

靴を脱ぐときに腰掛けたり、荷物を置いたりと、普段何気なく使用している家のウチとソトを区切る境界線のような存在だ。

日本の多くの玄関は上がり框が設けられていることが多い。
その家で暮らす住人のライフスタイルに合わせて、段差を調整したり、素材を工夫したり、幅広い可能性を秘めているのが上がり框。

また来客時にも一番はじめに目に入る場所である玄関だからこそ、上がり框をこだわっても損はないのだ。

今回は、楽しくて快適な上がり框について考えてみよう。

「いってきます」も「ただいま」も楽しくなる上がり框を

タモ材の無垢材と石英岩でできた上がり框。
壁は漆喰塗、廊下はタモ材の巾広フローリング、玄関の床となる三和土(たたき)は石英岩で仕上げている。

自然素材を多く使用したナチュラルな雰囲気の玄関。
眺めているだけで穏やかな気分になれそうだ。

上がり框は、玄関に合わせて色も形も多種多様に選ぶことができる。
スッキリとした見た目が美しいホワイトカラーの上がり框。

斜めの上がり框は奥行きが出るため、コンパクトな玄関も広く見え、見た目も個性的だ。

上がり框を斜めに仕切ることで、無駄なスペースをなくした玄関。
玄関にゆとりがあると、帰宅や外出するときもスムーズになり、日々の暮らしがラクになる。

玄関に面しているヘリンボーンの造作扉の先は寝室になっており、斜めの上がり框が寝室につながりをもたせる役割に。

上がり框があることで、家の中にゆとりとつながりが生まれるのだ。

その家に住む人々のライフスタイルによって、高さを考えることができるのも上がり框のよさ。

高齢者や介護が必要な家族がいる家庭では、低めの上がり框にすることもできて、腰掛けやすさを重視して段差を高めにすることもできる。

二段式の上がり框は、玄関と廊下の高低差のある家でも、高さを軽減して見た目も美しい。

磁器タイルを使用した段差の小さい上がり框。
ペットがいる家庭も通りやすいように、広く段差の小さいつくりになっている。

玄関だけではなく、廊下とリビングも磁器タイルを敷き詰めて全体に統一感を生み出す。美しくシンプルにまとまったモダンテイストの住まいだ。

アーチ型の上がり框とカラフルなタイルを埋め込んだポップな雰囲気の玄関。

上がり框をアーチ型にして、玄関にゆとりと個性をもたせ、土間に華やかなタイルを散りばめる。

上がり框と土間のデザインを合わせて考えるのも楽しそうだ。

お気に入りの上がり框で、毎日わくわくするような玄関に

家の顔となる玄関だからこそ、上がり框を工夫するのは大切なこと。
段差、形、素材、色などを考えることで、日々の暮らしがラクになり、毎日がわくわくする玄関となるのだ。

上がり框にこだわって、「行ってきます」も「ただいま」も楽しい玄関に。

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