2020/03/06更新1like14719viewSUVACO編集部

「和風リノベーション」の楽しみ方、教えます

暮らしの中に「和」があると、少し気持ちがほぐれるのを感じます。
それは、日本人のDNAに組み込まれた感性がくすぐられるからかもしれません。

物件の持ち味やアレンジ次第で、スタイリッシュな和モダンから純和風までたのしめる「和風リノベーション」。現代の暮らしに「和」がしっくり溶け込んでいるリノベーション事例と共に、その楽しみ方をご紹介しましょう。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

「和風リノベーション」ってどういうもの?

「和風リノベーション」は、日本の伝統美や暮らしの知恵に育まれたしつらえを、デザインのエッセンスとして積極的に取り入れ、現代の生活様式にもしっくりと溶け込ませてしまうリノベーションスタイルです。

例えば、障子や格子から差し込む光と陰影をたのしんだり、自然素材の持つ温かみを感じたり。畳を効果的に使い、寛ぎと粋を両立させた小上がりの空間など、「和」の魅力を我が家で満喫できたらうれしいですよね。

「和風のリノベーション」と聞くと、表情豊かな古い梁や柱を活かした古民家リノベーションや、坪庭(1坪ほどの小さな中庭)や縁側を楽しむ一戸建ての暮らしを思い浮かべるかもしれません。でも、暮らしに「和」があるたのしみは、マンションリノベーションでも取り入れることができるんです。

「和」と「現代」の取り入れ方のバランスで、どこか懐かしいレトロな空間にすることもできますし、スタイリッシュな「和モダン」スタイルとして表現することも可能です。

それでは、身近に「和」をたのしむヒントが詰まったリノベーション事例から、暮らしに溶け込む「和風」のかたちを探ってみましょう。

マンションでもたのしめる!「畳のある生活」

「和風」な空間と聞いて、真っ先に思い浮かべるのは畳。

こちらは、無垢材とステンレスを貼ったキッチンがあるLDKの横に、小上がりの畳スペースを設けているマンションリノベーションです。
畳の上の天井からはキッチン同様ダウンライトで照明を落とし、小上がりの足元にはさり気なくコーニス照明をあしらって、現しの天井やすっきりとしたモダンなインテリアにも違和感なく溶け込ませています。

この例のように、モダンなスタイルで畳を使いたい場合、縁(へり)がなくすっきりと幾何学的な市松模様をつくれる正方形の琉球畳が好んで使用されます。普通の畳に比べ、琉球畳は目が細かくつやがあり、繊細な佇まいも魅力です。

ただしデザイン的なメリットがある一方で、琉球畳は通常の畳と比べて金額が掛かってしまうというデメリットも。「畳の空間は欲しいけれど、コストは抑えたい……」という場合は、通常の畳でも縁の色や並べ方、スペースの広さを工夫することで、すっきりとした印象に仕上げることができます。

例えばこちらは、「置き畳」という形でマットのように縁付きの畳を並べ、すんなりと周囲になじませているマンションリノベーション。畳のエリアは、印象的でどこか和も感じさせる模様のアクセントウォールで引き締め、畳のある空間をすだれで仕切れるように工夫するなど、この和モダンなスペースを独立させることも可能にしています。
この空間の周囲の雰囲気は「洋」ですが、フローリングやカーテンを和洋どちらの印象も持たせられる市松柄にすることで、双方の空間を上手にリンクさせています。

障子や格子でフレキシブルな空間づくり

日本の気候風土に合わせた工夫から生まれた障子や格子も、和風リノベーションで取り入れたいアイテムです。外からの光を和らげる効果がある障子ですが、空間を柔らかく仕切る役割としても優秀。

紙と木という天然素材からできているため、冷たさを感じさせない風合いはもちろん、視野は遮りつつ家族の存在感を感じられる「つかず離れず」の距離感も叶えることができます。また、紙でできていることで通気性や調湿効果も期待でき、熱や湿気がこもりにくいところも魅力です。

木の格子も、自然素材ならではの安らぎや通気性を確保し、木と木の間から向こうを見通せることで閉塞感を与えず、やんわりと空間を分けることができます。デザインのアクセントとしても、効果的に使えるアイテムです。

下の写真は、ほぼワンルームと言えるマンションの間取りを障子と格子の建具を使って間仕切りしている和風リノベーション。
障子を壁の後ろに格納して開け放つと、ワンルームの大きな空間として使えるというフレキシブルな空間設計を可能にしています。

マンションの事例ですが、戸建てリノベーションでも参考にできますね。

モダンに和をたのしむ。現代の土間スペース

人気の高い土間スペースも、和風リノベーションの1つです。すっきりと美しいデザイン性が魅力の土間は、一見ぜいたくな空間のようにも思えますが、汚れを気にせず外のものを持ち込んだり、土足のままお客様を迎えられる空間として活用できたりなど、部屋と外の中間に位置するスペースとしての機能性も持ち合わせています。

こちらもマンションリノベーションですが、戸建てでも参考になる玄関土間の事例。
趣味のロードバイクやお子様の部活道具を置くときなどに、土間スペースが活躍します。
デザインの表現は洋風でモダンですが、土間の他にも木の枠を活かした擦りガラスの明り取り窓など、和の心を感じる工夫が活きています。

竹素材や左官仕上げの壁で和を取り入れる

竹は、ぐっと和を感じさせることができる素材。こちらは色が深い「いぶし竹」を縦格子として使用することで、和モダンをシックに表現している和風リノベーションです。
壁は左官仕上げ。漆喰や珪藻土など、好みのパターン(塗りの際につく模様)を表現でき、温かみのある質感が人気の左官仕上げですが、この例のように和風になじむパターンもたくさんあります。

施主のリクエストは「外国人が住んでいるような和風建築の家」だったとのこと。間接照明が壁のパターンを柔らかく浮き上がらせ、和でありながらモダンな佇まいを実現しています。和と洋のバランス感を参考にしたい事例です。

お部屋に日本庭園をつくってみる

和心の極みの一つ、日本庭園。「そもそも庭がないから無理」と、はなからあきらめてしまいがちですが、なんと屋内に取り入れてしまうというアイデアもあります。

ソファのあるリビングダイニングの窓際に、庭をつくってしまった例を見てみましょう。
「ご夫婦がほっと寛げる空間を」と考えられたこちらのお部屋。施主はもちろん、来客にも驚きと癒しを感じてもらえそうです。

障子+縁側。ひなたぼっこできる暮らし

庭付きの戸建てを手に入れたなら、ぜひ実現してみたい憧れのスペースは、そう縁側。こちらは和風の古家をリノベーションしたおうちのリビングダイニングです。
和の面影を色濃く残し、懐かしくかつ洗練された空間に生まれ変わりました。天然素材の落ち着いた彩りと庭の緑、そして障子越しに差し込む柔らかな光の陰影は、心を穏やかにしてくれます。

戸建てならではの玄関アプローチを、風格ある和モダンで彩る

玄関アプローチをデザインできるのも、戸建てならではの楽しみです。こちらは半世紀前の木造建築である、ご両親の家をリノベーションしたおうち。
2階はほぼそのまま、1階を全面的にリノベーションしたこちらのアプローチは、屋根の裏側を濃いブラウンで塗装し、外壁もダークグレーで塗装し直しています。木の質感とダークな色、玄昌石調のタイルが絶妙なバランスです。

無理に洋風に寄せるのではなく、深みを持たせた色や素材使いで、シックかつモダンに「和」を表現した戸建ての和風リノベーション。デザインだけではなく、老後の生活への配慮や、耐震化、断熱化まで配慮された、見た目に美しく暮らしやすい家に生まれ変わりました。
マンションでも戸建てでも、「和」と「現代」のバランスのとり方や工夫次第で、さまざまな表情がたのしめる和風リノベーション。暮らしの中の「和」は、目と心に心地よい彩りを与えてくれます。

「和風リノベーションをしてみたい!」と思ったら、自分の感性とライフスタイルに合う和洋のバランスをイメージし、家づくりのプロに相談をしてみましょう。きっとあなたの暮らしに心地よくなじむ、和のかたちが見つかりますよ。
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