2015/05/07更新1like4420view

著者:SUVACO編集部

湿気のない快適空間の作り方

もうすぐ梅雨の季節がやってきます。外出先で雨に濡れるとせっかくセットした髪や服が台無しになって気分が盛り下がることが多いですが、梅雨時期は家の中にいても重大な問題が起こります。それは”湿気”です。部屋の中の湿度が高くなると、風通しの悪い布団の下や窓際のクロスなどにカビが生えてしまうことがあります。同時にダニも繁殖しやすくなり、その死骸などを人間が吸い込むことによってアレルギーを引き起こすこともあるのです。日本に住むからには、上手に付き合っていかなければならない湿気問題。様々な工夫を凝らして、湿気に強い快適な空間を作りましょう。

こちらのお宅の壁や天井で使用されている珪藻土(けいそうど)は、藻類の一種である珪藻の殻の化石が成分になっており、調湿作用があるというすぐれ物です。また、窓を複層ガラスのインナーサッシにすることで湿気やカビなどを防いでいます。
壁は珪藻土、床は天然の杉フローリングを使用してリノベーションされたお宅では、夏でも湿気を感じることがなくなったそうです。それだけ自然素材には匂いや湿気を吸収してしまう効果があります。
調湿力のあるデザインタイルのエコカラットは、湿気対策に絶大な効果を発揮します。こちらではベッドルームで使用されていますが、色々なデザインのものが発売されているので玄関や洗面所など、様々な場所での使用が可能です。
SHUKEN Re「No.47 50代/4人暮らし」
日本で古くから愛用されている畳には、空気の吸放湿を行う性能が備わっています。ただし湿気を吸い続けるとやはりカビの原因になってしまうので、適度にお部屋の換気を心がけましょう。
川口成人「小屋裏までの大空間「ひばの森」」
部屋の中で一番湿気がこもりやすい浴室は、大きな窓が備わっていると換気に便利です。特に窓が二面あると風が吹き抜けるので、ジメジメした空気の入れ替えには最適です。
湿気が問題になるのは室内だけではありません。湿気が多くて虫の多い土壌で上手く活用できなかった庭は、吸湿性のある真砂土で固められ、おしゃれで快適なウッドデッキに造り変えられました。
ハイブリッドホーム「横浜市M邸:リ・ガーデン」
海のそばに建つ家では、湿気対策として高床式の住宅構造が採用されています。こうすることで室内に湿気が入り込まないそうです。常に湿気と付き合っていかなければならない土地では、こんな工夫を取り入れてみるのもいいかもしれませんね。
もろずみけい「いすみの家」
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