2018/11/16更新1like3149view

著者:rico.y

非日常を日常にする。ホテルライクな上質インテリアの叶え方

ホスピタリティーの行き届いた、ハイクラスなホテルで過ごすひとときは、忙しい日常のアレコレを忘れさせてくれるラグジュアリーな時間ではないでしょうか?でも、日常的にホテル宿泊なんて贅沢はなかなかできませんよね。
そこで今回は、住まいをホテルライクに仕上げた素敵な事例を見ながら、ホテルライクな空間をつくるポイントをご紹介します。

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ホテルライクなインテリアはハードルが高い?

ルームキーパーをはじめとするプロの手で、どんな時も清潔に整えられているホテルの部屋や環境を自宅に再現するのはハードルが高い……と感じるかもしれません。仮に、その環境をつくり出せたとしても、掃除などで理想の状態を維持する、毎日の作業が大変そう。本当にそうでしょうか?

実は、いくつかのポイントを抑えることで、ホテルライクな空間は思いのほか簡単につくり出せます。また、ホテルライクな空間は家具同士の間隔を広めにとるなどして、比較的動線がしっかりと確保されており、生活感を感じさせないようにほとんどの物はスッキリと収納されているため、一度整えてしまえば掃除や管理もさほど大変ではなく、むしろ楽なんてこともあります。

では、さっそく、ホテルライクなインテリアを実現するために抑えておきたいポイントと、そのメリットにフォーカスしていきましょう。

カラーコーディネートと徹底した生活感のオフ

ホテルや旅館の客室を思い出してみてください。

どんなテイストであっても共通して、統一感のある色味でコーディネートされ、スッキリと洗練されていることがわかります。

しかも宿泊施設の場合は客層が広いこともあり、どの層にもくつろぎを感じさせやすい、ニュートラル系やブラウン系の落ち着いたトーンでまとめられていることがほとんど。

ホテルライクなインテリアを目指すなら、まずこのカラーコーディネートの基本は抑えておきたいですね。


統一感のある落ち着いたカラーコーディネートと言っても、テイストにより使われる色彩は異なります。好みのテイストによく使われている色彩をいくつかピックアップして、配色を考えてみるのもよいでしょう。

さらに、ホテルや旅館の客室に生活感はありません。
自宅の生活感をいかにオフするかも、重要なポイントとなります。収納や建具の配置だけでなく、毎日使うものをインテリアになじみやすいものに厳選したり、断捨離で持ちものの量を見直したりしてみるのも有効です。
洗練されたインテリアが、高級リゾートホテルを彷彿させるモダンな空間。

天井、壁、床と空間をつくる大きな面は、白やそれに準ずるハイトーンカラーを用いることで透明感と広がりを出し、落ち着きのあるダークカラーの家具で引き締めつつシンプルにまとめ上げているのが特徴です。

また、生活感のなさはもちろんですが、ダイニングとキッチン周りにゆったりと空間があり、動線が大きく確保されているのもホテルのようなラグジュアリーな印象をつくり出しています。
こちらはエレガントな家具や雑貨と、シックなブラウンとワインレッドのカラーコーディネートで、ヨーロッパのクラシカルな趣と高級感を漂わせたホテルライクなスタイル。

生活感は徹底的になくし、シンプルにまとめるのが理想的ですが、シンプル過ぎて淡白になってしまうのはホスピタリティーに適っていません。

ホテルの客室によくみられる、クッションやアートをスタイリングに取り入れると、スッキリとしているけれど、華やかなホテルの雰囲気をつくり出すことができます。

ホテルライクな玄関と水回り

LDKだけをホテルライクにしても、玄関や裏方の水回りに生活感が溢れていては、ちょっと残念な印象です。

玄関と水回りは家事や日常の動作で頻繁に使う場所であり、訪問客の目にも触れやすい場所。メイン空間と同じように統一感のあるカラーコーディネートと、生活感のオフを心がけておくと、住まい全体がホテルライクな空間へと導かれていきます。

特に多くの人目に触れる玄関は、植物やアートなどをうまく使って、明るく爽やかに演出しておきたい場所。
ちょっと腰かけられるスツールなどがあると、よりホテルっぽさが演出できます。スリッパや靴ベラのような、玄関特有の小物をディスプレイに活かしてみるのも効果的。
4D studio Nagano「S-House」
ホテルの洗面室は、アメニティーグッズが充実した清潔なイメージがあります。住まいでも再現してみましょう。

リネン類のカラーを統一したり、ハンドソープはボトルディスペンサーに詰め替えたりしてみると、いつもの洗面もぐっとおしゃれに。

洗濯用品や掃除道具など、なにかと物が多くなりがちな洗面室では、収納かごを使用したり、カーテンで目隠しをしたりして、無理なく生活感を軽減するのもコツ。
フリーダムアーキテクツデザイン「CASE 386 | パークサイドハウス」
浴室も大がかりな設備チェンジは簡単ではありませんが、洗面室同様シャンプー類をボトルディスペンサーに詰め替えたり、観葉植物を取り入れてみるだけでも雰囲気を大きく変えることができます。
QUALIA「ヨーロピアンとオリエンタル、モダンが融合した、高級感あるラウンジのような空間」

ホテルライクなベッドルーム

ホテルライクな空間をつくるうえで、ベッドメイクを欠かすことはできません。
統一感のあるカラーコーディネートをベースに、ベッドリネンやカーテンを見直してみるだけでも、ホテルライクに演出することができるので、模様替えの手始めに寝室を選ぶのもおすすめです。

さらにベッドは壁にピッタリとくっつけず、両サイドに人が通れる程度のスペースを残しておくとホテルのレイアウトに近づきます。スペースが両サイドにあることで、柔軟な動線も確保されるうえ、埃のたまりやすい部屋の角に死角をつくらずにすみ、日々の衛生面も向上させることができます。

また、照明にシャンデリアやフェアリーライトを採用すると、より非日常感を楽しむことができます。
枕やクッションを多めにコーディネートしたり、ベッドスロー(ベッドライナー)を仕上げに加えたりするとホテルライクな仕上がりに。
観葉植物やアート、ディフューザーといった小物を加え、くつろぎの演出を充実させてみてください。
ホテルライクなインテリアコーディネートは、意外と難しくないことがお分かりいただけたでしょうか?家づくりの段階から、壁・床・天井、間取りから徹底してこだわらずとも、ちょっとした工夫と見直しで、非日常感あふれるラグジュアリーなスタイリングを楽しむことができます。ぜひ、参考にしてみてください。
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