2019/03/04更新0like798viewC.O.Barry

減築で家を自分サイズにする

増築なら知っているが、減築とは耳慣れない用語だ、という人は多いと思います。増やすのではなく減らす?いったいどういうこと?それは、「人に住まいを合わせる」ための賢い工夫の一つなのです。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

暮らし方の変化に合わせる

一度建てた家はそのまま住み続けるものと思っていませんか?家族構成やライフスタイルは案外短期間で変化します。建てたときはよくても、次第に住みにくい家になってしまうのは、決して珍しいケースではありません。

たとえば、あなたが家族4人で暮らすために家を建てたとします。15年~20年ほど過ぎれば、子供は就職したり結婚したりで独立し、家を離れていくでしょう。残されるのは夫婦2人だけの暮らし。まったく使われなくなった元子供部屋も掃除はしなくてはなりませんし、傷みにも気をつける必要があります。

「夫婦だけの暮らしに、この家は広すぎる」───そんな気持ちになるのではないでしょうか。

普段目の届かない部屋があるのは、防犯面でも心配。暮らしに合わない家は、さまざまな不都合や不合理が生じるのです。


(事例:2階建てを平屋に減築)

使わない空間をマイナスする。それが減築

減築は、住まいのスリム化で暮らしやすくして、快適さを高めるメソッド。定義としては、「床面積を減らして住宅をコンパクトにすること」となります。

つまり、2部屋を1部屋にして大空間にする、というような部屋数を少なくするだけのリノベーションは、減築には含まれません。


(事例:減築ですっきりした外観)

減築の具体的なメリット

●移動の動線が短くなる
2階を減築して平屋にする、というケースを想像してみれば明白。上下移動がなくなる分、掃除をする、洗濯物を干すといった家事動線がとても楽になります。転落など家庭内事故の危険もなくせますよね。

●空間の利用効率が上がる
使っていない部屋をなくすわけですから、住まいに無駄な空間がなくなります。2階居室を減築してルーフバルコニーにするといった場合、快適性はむしろ高まるでしょう。


(事例:減築することで生まれたテラス)
●光熱費や冷暖房費が削減できる
余分な空間がなくなれば、電気代の削減が可能です。冷暖房効率も上がります。

●メンテナンスのコストを節約できる
建物が小さくなりますから、自ずと外壁の修繕費なども安くなります。


(事例:2階を減築して明るい住まいにリノベーション)
●採光・通風がよくなる
減築によって庭が大きくなれば開放感が向上。隣家との間隔が広くなり、日差しや風をとり入れる量が増やしやすくなります。


(事例:減築して玄関周りにゆとりをつくる)
●固定資産税が下がる
固定資産税は床面積に応じて額が決まります。減築すれば、床面積を減らした分だけ固定資産税額も少なくなる理屈です。

●耐震性が向上する場合も
減築で建物が軽くなる分、耐震性がアップすることも期待できます。


(事例:2階床をなくしてリビングに吹き抜けを設ける)

減築するなら心得ておきたいこと

減築を検討するうえで、真っ先に気になるのは、費用面ではないでしょうか。相場としては、500万円~1,000万円前後といったところになるようです。

また、工事期間中の仮住まいを手配しなくてはならないので、その分のコストも見込んでおく必要があります。減築する部位によっては住みながらの工事にも対応してくれる工務店もあるので、よく調べてみてください。

ただ、建物の安全性を高める改修であると認められれば、自治体の耐震改修補助の対象となり、補助金が受け取れる場合もあります。


(事例:玄関を減築したら広い庭が出現)
いまの暮らし方に合っていない家ならば、リノベーションして合わせましょう。お金をかけて家を小さくするなんて…と抵抗感を覚えるかもしれませんが、いまの不便さを我慢して暮らすより、たぶんずっと幸せになれますよ。
お気に入りに追加

SUVACOでできること

家づくりについて学ぶ

「自分らしい家づくり」に大切な、正しい家づくりの知識が身につくHowTo コンテンツ集です。

専門家を無料でご提案

家づくり・リノベーションはどこに頼むのがいい?SUVACOの専任アドバイザーが全国1,000社以上からご希望に合うプロをご提案します。

家づくりの依頼先を探す

家づくりの専門家を探したい方はこちら

リノベーション向き物件探しが得意な会社

リノベーションをするために物件を探している方はこちら

おすすめの記事

住まいの記事 カテゴリー一覧

あなたの要望に合った家づくり・リノベーションのプロをご提案

専門家紹介サービスを見る