2018/06/01更新2like5880view

著者:SUVACO編集部

ハイサイドライトのススメ- 部屋の隅々まで光が届く -

「ハイサイドライト」をご存じですか?言葉は知らなくても、壁の高い位置についている「高窓」といえばピンとくるでしょう。今回は、ハイサイドライトのメリット・デメリット、そして、ハイサイドライトを取り入れた素敵な実例をご紹介します。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

ハイサイドライトのメリット・デメリット

ハイサイドライトの一番のメリットは、「高い位置に窓があることで、部屋の隅々まで光が差し込む」こと。都市型の狭小住宅などでは、採光が難しく、また、道路との距離が近いため、通りからの視線が気になるといった問題があります。その問題を解決する方法として、外部からの視界を遮り、かつ効果的に採光できるハイサイドライトを採用すること。ハイサイドライトは、機能的にも優れ、デザイン性も兼ね備えています。

一方、デメリットは、「掃除がしにくい」「開閉が面倒」といった点が浮かびます。わが家にもハイドサイドライトが数か所あるのですが、年に一度主人がお手入れしてくれる様子は危なっかしくてとても見ていられません(汗)。取り入れる際には、掃除方法や開け閉めなど、実働部分をしっかり確認しておくと安心ですね。
道家洋「『L/P House』パティオのようなLDKのある住まい」

部屋の隅々まで光を届けるハイサイドライト

限られたスペースを有効活用したい時にも効果を発揮するハイサイドライト。掃き出し窓や腰窓を設置しなくても、窓を高い位置につけることで、部屋の隅々まで光を届けてくれます。
掃き出し窓や腰窓を設置すると家具の配置が制限されますが、ハイサイドライトなら、壁面をめいっぱい使うことができます。

キッチンに柔らかな光を取り込む

一般的には、キッチンなどの水回りを北側に配置しているケースが多く、また、壁面収納や家電収納を設置するため窓をつけるスペースがないこともあります。日中もキッチンだけは照明をつけなくては暗い......というお宅は多いのではないでしょうか。

そんな日当たりの悪いキッチンも、ハイドサイドライトで問題解決です。

こちらのお宅は、北側の眺望をなるべく取り入れることを優先して、もともと収納スペースとしてのロフトとLDK部分を一体に。吹き抜けのような天井高さを確保して大きな開口に替えたことで開放感を感じるように工夫しました。

ハイサイドライトで自然な目覚めを

寝室にハイサイドライトがあると、日が昇ると同時に自然光が差し込み、気持ちよく目覚めることができます。窓やカーテンの圧迫感もないので、スッキリとしたシンプルな空間がお好きな方にもおすすめです。

吹き抜けとハイサイドライトで圧倒的な開放感を楽しむ!

吹き抜けの開放感を存分に感じたい方は、掃き出し窓とハイサイドライトの合わせ技で、まるで光の箱のような明るい空間をつくってみてはいかがでしょうか。
アトリエ・キューブ建築設計「光の箱~水辺の行灯~」
開放感が素晴らしいですね。窓で切り取られた絵画のような景色が、365日四季折々楽しめます。
本田 昌平「hidamari」
いかがでしたでしょうか。
ハイサイドライトを効果的に活用している素敵な実例をご紹介しました。ハイサイドライトはデメリットもありますが、設置前にハウスメーカーや工務店の方とお手入れや稼動方法についてしっかり打ち合わせをすれば、安心して取り入れることができます。ぜひ明るく気持ちのよい空間づくりを!
お気に入りに追加

SUVACOは、自分らしい家づくり・リノベーションをしたいユーザーとそれを叶えるプロ(専門家)とが出会うプラットフォームです。

家づくりについて学ぶ

「自分らしい家づくり」に大切な、正しい家づくりの知識が身につくHowTo コンテンツ集です。

専門家を無料でご提案

家づくり・リノベーションはどこに頼むのがいい?SUVACOの専任アドバイザーが全国1,000社以上からご希望に合うプロをご提案します。

住宅事例をみる

リノベーション・注文住宅の事例を見たい方はこちら

家づくりの依頼先を探す

リノベーション会社や建築家、工務店など家づくりの専門家を探したい方はこちら

会員登録を行うと、家づくりに役立つメールマガジンが届いたり、アイデア集めや依頼先の検討にお気に入り・フォロー機能が使えるようになります。

会員登録へ

同じテーマの記事

同じテーマのQ&A

住まいの記事 カテゴリー一覧

専門家探しも、家づくりのお悩みも
SUVACOのアドバイザーに相談してみよう

専門家紹介サービスを見る