2017年05月19日更新

注文住宅(その他)

旗竿地とは?土地を生かしデメリットを解消するコツ

旗竿地って聞いたことありますか?旗竿地の特徴を知らずに購入や建築をしてしまうと、後々もったいない事になってしまいます。この土地形状の意味やメリット・デメリットを把握して、ぜひ素敵な空間や建物を造る参考にしてください。


旗竿地(はたざおち)ってどんな土地?

旗竿地とは下図のような土地の形で、道路に面した土地は狭く、細長いアプローチから広い土地に入っていく、旗のような形をした土地を指します。旗竿地は、道路に接している部分が必ず2メートル以上必要で、2メートル未満だと原則建物を建てることができません。

旗竿地の形状例

旗竿地の形状例

旗竿地のメリットとデメリット

さて、旗竿地のメリット・デメリットはどういったものがあるのでしょうか。

旗竿地は一般的には敬遠されがちです。というのも、この土地に停車しようとすると、道路に唯一接しているアプローチに停めるか、また奥に停める場合でもアプローチを抜けて奥まで入っていかなければなりません。アプローチは大体2メートル程度のことが多く、車を停めるにも通るにも少々狭いことが問題となります。

建物を建てる部分の回りを隣の建物が囲ってしまうことが多く、日当たりが悪くなりがちという点もデメリットと捉えられています。その他には、アプローチが狭いと工事のための重機やトラックが入りにくく、コストが上がる要因となりかねません。


逆にメリットは、土地購入の際には、一般の土地と比べて単価が割安で設定されていることが多いです。自治体の条例にもよりますが、基本的には通路部分に使用する土地の面積も、建ぺい率・容積率の算出に際しては土地の面積に含められますので、奥の広い部分を有効的に使用することが可能です。

デメリットを解消するコツとは?

なんだかここまでだとデメリットの方が目につきますが、その不利な点を解消するコツがあるのか考えてみたいと思います。

道路から土地の奥へと進んでいく時に、必ず通る部分をアプローチヤードとして使用すれば、有意義なスペースとなります。道路に直接面している土地では難しい長めのアプローチが造れることで、ラグジュアリーな雰囲気を創り出せます。

もう一点のデメリットとされる日当たりについての問題ですが、リビングを2階に配置したり、トップライトをとったりして、プランや工夫で解消できますし、逆にその工夫をすることが家の個性となるのではないでしょうか。

旗竿地の強みを生かした事例を見てみましょう!

旗竿地の特徴である、しっかりとしたアプローチがとられています。
このようにアプローチがしっかりあると、ゲストの期待感もきっと高まることでしょう。

明るく閉じた旗竿地の家

こちらは、旗竿地の竿の部分にまで建物本体をせり出し、障害物がない空間に大きな開口部を設けることで採光をとりながら、プライバシーもしっかりと確保している理にかなったデザインです。旗竿地だからこそ生まれた建物と言えるのではないでしょうか。

町田M-旗竿の空をみるリビングと緑を臨むインナーテラス

旗竿地の形状によって生まれる、外部と内部をつなぐ曖昧な空間を上手に使っている例です。
これは、回りを他の家に囲まれるかもしれないことを計算して計画されたであろう、素敵な空間を持った家です。

「草津の家」旗竿地・中間領域・坪庭

少し個性の強い旗竿地ですが、その形状を生かしていくと、きっと他にない素敵な空間を持った建物ができると思います。実例から学ぶに、いかに開放と閉鎖を組み合わせ、プライベートを確保しながら息苦しさを無くすかがポイントです。旗竿地だからとあきらめずに、ぜひオリジナリティーが高くて素敵な家を手に入れてください。

この記事を書いた人

nanpei2969さん

無機質の建築が好きです。
その中でも特にガラス系を使った建築が好みです。

知っておきたい家づくりQ&A

最近お気に入りされた写真

  • トイレ2
  • 玄関
  • 外観
  • ダイニングキッチン
  • 浴室

その他の住まいの記事カテゴリー一覧

専門家探しに悩んだら…