スケルトン住戸提案プランvol.1「あきらめられない家」 by 石井大吾デザイン室一級建築士事務所

住友林業が手掛ける「一棟丸ごとリノベーション」によって実現した各棟【限定1戸】のスケルトン住戸にSUVACO登録の専門家に理想のプランをつくってもらいました。
充実の生活利便環境と、子育て環境に恵まれた江戸川区・一之江にある「forestia一之江」向けのプランです。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

コンセプト

①フリースペース

②小上がり

③キッチン

④リビングダイニング

⑤寝室

このプランをつくってくれた専門家「石井大吾デザイン室一級建築士事務所」

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コンセプト

家族というものは時間と共に、構成はもちろんのこと、時間の過ごし方、所有するモノ、いろんなことが移り変わっていくものだと思います。

そんな中、育児、家事、仕事、遊び、、、時間の経過と共に何かを選び、何かを忘れていくような感覚がこの時代にはあるのかもしれません。

だからこそ、住まいという器は最大限それをこぼすことのないようなつくりであってほしいと、そんな思いをこめたプランです。

①フリースペース

ベビーカーやアウトドア用品、あるいは自転車、防災用品など、玄関にあったら理想的というアイテムは多数ありますが、世代的にも、時代的にも、今後増えてくると思われます。
そしてそれは何気ない動作のストレスの解消にもつながり、すぐに出し入れできたり、快適に収納できることで、積極的に活用しようという気分になるものです。それは生活が楽しくなることも意味します。
自宅でお仕事や制作をされる方はオフィスやアトリエにしてもよいかもしれませんし、将来的には子供部屋にすることもできます。
帰宅して最初に入った空間が、広く明るい、そんな毎日繰り返されるワンシーンの違いも大事です。

②小上がり

休日のお昼寝、冬にはコタツを囲んで、色んな妄想が広がりますよね。
小上がりはそんな楽しみ以外にも、子供を寝かしつけたり、お客さんが集まったときにはテーブルをあわせて多くの方が一堂に食事を取れます。
大人はテーブルでおしゃべりを楽しみ、子供達は小上がりで遊ぶなんてシーンが思い浮かびます。
床が上がっていることで、椅子に座っている人と、近い視線を得ることができ、一体感が生まれ、目も届きます。
また、マンションでは洗濯物を置き、たたむスーペースに意外と苦労するものです。そんなときにも小上がりが活躍します。
食後に横になって寝てしまわないように注意してくださいね。

③キッチン

部屋の中心に配置し、家事動線を大事に考えています。
洗濯、料理、掃除、子育ても含め簡潔な動線計画となっています。
キッチンに立った時には、小上がり、ダイニング、リビング、フリースペース、洗面室と部屋の状況を把握できるようになっています。
お子様が寝ている様子、家族がどのように過ごしているか、キッチンに立ちながらもコミュニケーションを図れます。
それでいながら少しだけ、大きな空間からくぼみの位置に計画することによって、キッチンの状況が気にならないように配慮しています。
キッチンは常に使ってこその場所。食材や食器、調味料などは雑多になっていて当然です。
ぜひ使いやすいアレンジをしていただきたいものです。