2015/06/17更新0like3733view

著者:Noriko Kanauchi

フローリング素材を活かすためのメンテナンス方法

自然派住宅を謳うメーカーも増え、リノベーションでも無垢フローリングなどの自然素材を使うことが増えてきています。一方、その扱い易さから使用されることの多い複合フローリングも、見た目がほとんど無垢フローリングと変わらないものや、耐水性のあるものなど機能面でも進化しています。
どちらのフローリングもワックスがけなどのメンテナンスは大事ですが、素材によってその方法が異なってきます。
無垢フローリングに樹脂ワックスを使うことで、求めていた質感と全く変わってしまう場合も・・・。
そこで、フローリングのお手入れ方法についてまとめてみました。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

無垢フローリングと複合フローリングの違いって?

まずは「無垢フローリング」と「複合フローリング」の違いについて説明します。

「無垢フローリング」は、通常厚さが12mm~20mm。その全てが天然素材でできています。
「合板フローリング」は、基材に約0.3mm~1mm程度の木を貼り付けたもの。中には3-6mmのものもありますが複合フローリングの中では高級品となります。

複合フローリングは無垢フローリングと異なり、ほとんど反らない・伸縮しないため使用する場所によっては、一概に悪いわけではありません。

複合フローリングのメンテナンス

複合フローリングのお手入れは、通常樹脂ワックスを塗ってしまえばあとはほとんど必要ないといわれています。しかし、表面に比較的厚い天然木を使用したものは無垢フローリングと同じようなお手入れが必要になる場合もあります。
こちらは無垢タモ材の複合フローリングです。
見た目にはほとんど無垢フローリングと区別がつきません。

無垢フローリングのメンテナンス

無垢フローリングのメンテナンスは、伸縮を避けるための乾拭きと定期的な天然のワックスがけが主流です。オイルなどでしっとりと仕上げをしたり、中には水拭きをすることで風合いの変化を楽しむという場合も。

※写真は蜜蝋ワックス仕上げの無垢フローリング。
事例はOSMOカラ―仕上げのカバ材です。
OSMOカラーやウレタン塗装仕上げの場合は、汚れを落としながら床を保護するタイプの自然素材を使った洗浄剤もあります。
ナチュラルな仕上げで風合いを楽しむことも。
複合と無垢、いずれのフローリングについても見た目だけで選ぶのではなく、事前にメンテナンス方法を確認しておくことが大事です。
それぞれのフローリングの特性を活かしながら、きちんとお手入れをして長持ちさせたいですね。
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