みなさんは主寝室をどれくらいの広さでイメージされているでしょうか。主寝室は一般に8畳間プラス押し入れくらいの広さが多いと思いますが、実はこの広さはちょっと中途半端なのです。もっと小さくして最低限の機能だけを与えるか、またはもっと広くしてプラスアルファの機能を与えるか、どちらかにした方が、性格のはっきりした使いやすい寝室になってくれることでしょう。
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主寝室の広さを最小限に抑える考え方
主寝室をゆったり取って多機能スペースにする考え方
多機能な主寝室は、14〜16畳ほしい
ベッドを使わないという手もある
主寝室の広さを最小限に抑える考え方
小規模な住宅では、主寝室の広さを最小限にしてリビングダイニングの広さを充実させると、暮らしやすい住まいになります。
この場合主寝室は最低6畳あれば、シングルベッド2つと幅約2.5メートルの壁面収納が設けられます。しかし家具はベッド以外ではドレッサー程度しか置くことはできず、あくまでも「寝部屋」に徹した考え方となります。
主寝室をゆったり取って多機能スペースにする考え方
一方、主寝室を単なる寝部屋とせずに、多くの機能を持たせるという考え方もあります。主寝室を夫婦だけのためのプライベートな居間に仕立てたり、書斎や家事室、ホビールームなどとしても活用する考え方です。ある程度の規模の住宅になりますと、このような多機能主寝室が可能になります。
下の写真は寝室にライティングデスクを置いて、坪庭まで設けた例です。
多機能な主寝室は、14〜16畳ほしい
多機能な主寝室には、寝具や衣類に加えて、PC、プリンター、季節家電、書籍、重要書類、趣味の物などが置かれることでしょう。
したがって主寝室にはかなりの収納量が必要となり、部屋の広さは収納込みで最低でも12畳、できれば14〜16畳くらいほしいところです。
下の写真は主寝室に大型の壁面収納を設けた例です。奥行きが深いので、相当な量が収納できそうですね。
ベッドを使わないという手もある
さて、ここでベッドについてちょっと考えてみましょう。
主寝室にベッドを置くと、それだけでかなりの面積を必要とします。そこで、いっそベッドを置かないという手もあるのではないでしょうか。
最近は薄くて軽く暖かい高性能な寝具が多数市販されています。これらは奥行き60センチの収納があれば畳んでしまっておくことができます。
布団2組分のスペースが昼間開放されるとしたら、ずいぶんいろいろな使い勝手が増えてくれそうですね。ひなたぼっこをしながら洗濯物を畳んだり、思い出の品を広げて整理したり、などという生活場面が見えてきそうです。
下の写真は主寝室を奥様のためのヨガスペースに使っている例です。ベッドにこだわらなければこんなに贅沢な使い方もできるんですね。
最小限の寝室と多機能寝室についてお話ししてきましたが、もしかするとベッドの扱い次第では、寝室の第三のあり方が発見できるかも知れませんね!