2017/02/21更新2like10814viewEcoDeco(エコデコ)

団地リノベーションの注意点!? 団地の浴室は広く出来ない?

中古物件を買ってリノベーションするときに、図面から物件を読むコツについて、解体現場の実例とともに解説するシリーズです。今回は団地リノベーションをご検討の方向けに、「団地の浴室」についてです。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

こんにちは。東京・恵比寿にあるリノベーション会社のEcoDeco(エコデコ)です。この連載では、リノベーションを検討する方々へ向けて、「物件を読むコツ」について解説しています。
EcoDeco(エコデコ)のカバー画像
対応業務 注文住宅、リノベーション (戸建、マンション、部分)
所在地 東京都渋谷区
対応エリア 埼玉県 / 千葉県 / 東京都 / 神奈川県 / 福岡県
目安の金額

60平米 フルリノベ960〜1,200万円

リノベーションにおける物件内見時のコツ、今回は「団地の浴室」です。

団地の浴室はコンクリート躯体で囲まれている

言いたいことを先に書きますが、
「団地の浴室はコンクリート躯体で囲まれている」のです!
全ての団地を知っている訳ではありませんが、過去「団地」といわれる物件を内見したり、設計したりした際は100%浴室が躯体壁で囲まれておりました。

具体的に担当した物件はどうだったかといいますと、、、。
団地リノベーション!休日は家でボルダリング アウトドアを楽しむ家

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販売図面では、こんな感じでどの壁も同じ厚みで黒くなっている状態でした。
リノベ前の状況はこんな感じ。
壁はタイルで、浴槽の排水は床に流して、1箇所から排水するスタイル。

↓↓↓↓ 解体すると ↓↓↓↓
入口以外はコンクリート躯体!
スープの冷めない距離がいい 子育てしやすい団地リノベーション

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同じく、販売図面の壁は同じ厚みで黒くなっている状態でした。
※お風呂の隣に黒く塗りつぶされた場所がありますが、これが「PS」です。
リノベ前の状態はこんな感じで、前述の団地と全く同じ状況です。

↓↓↓↓ 解体すると ↓↓↓↓
同じです!
トイレは躯体壁ではないですが、浴室は躯体壁です。

お風呂は水を使う場所で、水漏れが一番起こりやすい場所。
なので、コンクリートでしっかり区画して水が外に出ないように計画されているのでしょうね。

なので、「団地の浴室はコンクリート躯体で囲まれている」ため、「お風呂を広くしたい!」という希望がある方にとってはオススメできない物件と言えるのです。

※ただし、この躯体壁の中から出して、全く別の場所にお風呂を計画するということを考えることもできますので、その場合は解決するかもです!

躯体で囲まれている浴室の中をさらに解説

昔の浴室はユニットバス(UB)ではなくタイルを貼って仕上げている仕様なので、水漏れのトラブルを防ぐためにコンクリートで囲って、そこに直接タイルを貼っていたのですね。
そして、団地だけに限らず昭和40年代などの古いマンションは排水ルートを「スラブ下配管」としていたため、排水口も床のコンクリートスラブに打設されている状態がほぼ100%です。
よくある団地の浴室(壁も床もタイル仕上げ)
排水口は下の階へ続いてます。
つまり、個人の専有部内で完結せず、下の階の天井裏に排水管があるんです。
(逆で言えば、自分の部屋の天井裏に上の階の排水管が通っているということ)
※これを「スラブ下配管」といいます。
このため、排水口の位置が決まっているので、一般的なUBを設置しようとすると、「高さの問題」も出てくるのです、、、。

それは何かといいますと、団地の場合は天井が低くかったり(上スラブ〜下スラブの間隔が小さい)、浴室の床は防水などの関係で床上げされていたりするため、UBを設置する際に換気扇が収まる分の高さが確保できない(かもしれない)という問題があるということ。
こんな感じです。
UBの下には配管スペースがあり、その分も含めてUBの製品高さが決まってきます。
そのため浴室空間に高さがある程度ないと、換気扇(上のイラストで青い部分)が
設置できないということになってしまうのです。
そして、浴室の床も高い位置になってしまうので、脱衣室から浴室に入る際に
「段差をまたぐ」必要があったりします。

※だだし、この仕様に対応したUB商品も発売されているので、それを使用すれば
高さの問題は解決できたりしますのでご安心を!
タカラスタンダードの「広ろ美ろ浴室」だと浴室の床レベルをグッと下げることが可能なので換気扇を設置できたりします。
高さ方向の問題は解決策があるのですが、コンクリート壁は解体することができないので
広いお風呂を希望されている方にとっては、団地物件を選ぶ際には要注意です!
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