2017/02/24更新0like8965view

著者:erito

意外と知らないドアの種類と選び方のポイント

ドアと一言にいっても、これには屋外に出るためのものから間仕切り目的のドア、また収納用のドアまでその種類は実に多岐に渡ります。ここでは一般的に住宅に使用されるドアにどのような種類があるのか、またドア選びのポイントについてもご紹介したいと思います。

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外部ドアと内装ドア

まず押さえておきたいのは大別すると2種類あるということ。
一つは玄関ドアなど、風雨に耐えられる性能を持った「外部用ドア」。そしてもう一つは、屋内で部屋と部屋を仕切るために使用される「内装ドア」です。
それではこの2種類のドアをさらに詳しく、その選び方とともに見ていきましょう。

外部ドアの種類と選び方

住宅用の外部ドアとは主に玄関ドアのことを指しますが、木造住宅に用いられるのは「アルミ製」と「木製」が大半を占めます。RC(鉄筋コンクリート)造や鉄骨造ではこの2種類に加え、スチール製やまれにステンレス製を取り付けることもありますが、戸建て住宅においてはあまり一般的ではないため、今回は割愛したいと思います。

アルミ製ドア

さて、まずはアルミ製の玄関ドアです。アルミは軽くて加工もしやすいためドアやサッシ等に広く普及していますが、これに加え最近ではデザインも色々なバリエーションから選べるようになってきました。

アルミの素地を見せるデザインのほかラミネート貼と言って、本体の表面に木目などの柄が入った特殊なフィルムを圧着したデザインも大変人気です。遠目からでは本物の木製ドアと見分けがつかないくらいリアルな木目調なども発売されています。更に、断熱性能や防犯性能の高い商品もどんどん開発されていますので、機能性、バリエーション重視の方におすすめです。

選び方のポイントとしては、玄関ドアは住宅の外観で最も目を引く場所でもありますので、その住宅のスタイルに合わせることを第一に意識するのが良いでしょう。各ドアメーカーは、和風や洋風などカテゴリーごとにデザインを取り揃えており、建築業者も住宅のカテゴリーに合わせたデザインを提案してくれるはずですので、その中からセレクトするのが無難です。また、玄関に光を取り込みたい時はガラス入りのデザインをセレクトする事をおすすめします。
竹内裕子「T邸」

木製ドア

次に木製ドアです。その魅力は何といっても、本物の木にしか出しえない重厚感と質感の良さがあげられます。どんなシーンにも幅広くマッチし、抜群の存在感を発揮します。このとき、外壁はできるだけシンプルに仕上げてあるほうがより玄関ドアが引き立ちます。

選び方のポイントですが、木の種類によって木目や塗料ののり方が違い、見栄えが大きく変わります。樹種に加え、塗装色についても実際の仕上がりとできるだけ近いイメージを確認するようにしましょう。

"樹種選びの際の小さなサンプルで見たときは気に入っていたけど、実際大きなドアとして完成すると思ったより節がたくさんあった..."など、後々のトラブル防止にもつながります。

木目や節の有無の好みについてはかなりの個人差がありますので注意が必要です。また、木製ドアは一般的にアルミ製よりも高価ですので、これを十分に引き立たせるための照明なども含め、トータル的な計画を提案してもらいましょう。

生活スタイルに合わせ開き方を決めておく

アルミ製も木製もドアの開き方によって、手前や奥に開閉する「開き戸」と、引手を左右どちらかにスライドさせて開閉する「引き戸」の2タイプがあります。

このうち引き戸は開き戸に比べ開閉スペースが少なくて住みますが、ドアを引き込むだけの間口が必要になりますので、玄関の間口が狭いと採用するのは難しいです。

特に希望が無ければ多くの方は開き戸を選ばれますが、家族構成などで車いす利用を考慮した場合は、引き戸の方が適していると言えます。これはご家族の生活スタイル重視で決めると良いと思います。

内部ドアの種類と選び方

内部ドアについては、建築業者により採用している内装ドアメーカーが異なりますので、その中から選ぶことになるでしょう。よって、その種類について明確に分別するのは困難ですが、それぞれのデザインを選ぶ際のポイントは共通しています。

まずリビングドアには、ガラスをあしらったデザインがおすすめです。玄関や廊下から人が入ってくるのが分かりますし、事例のようにガラスに模様の入ったはっきり見通せないガラスを選べば、直接見える事もないためプライバシーも(若干ですが)守られます。

また、内装ドアに限らず開き戸の場合は「開き勝手」といって、手前へ開くか奥へ開くか、また軸が右なのか左なのかを選ぶことができます。生活してみて初めて”こっちに開くほうがよかったな”と後悔することの無いように、事前に生活動線のシュミレーションは行ってください。(一度決定すると同じ物で勝手のみ換えるのは困難です。)
内部における引き戸は、間仕切りの役目も果たします。開け放つことで続き間として開放的に使用する事もできますし、不要な時は閉めておけば二部屋にできますので用途が広がります。
大谷裕之「和風の家」
収納にはこのような「ルーバー」とよばれる(ガラリとも言います)通気部分がついたタイプもおすすめです。締め切ってしまうと湿気がたまるため、何を仕舞うにせよ通気性はあるに越したことありません。ただしルーバー付きは無いタイプより多少割高です。
GLADDEN「ルーバー」
このように多種多様にあるドアですが、それぞれの目的に合わせて配置することで、生活に快適さがプラスされると思いますので特徴をおさえておくと便利です。これからドア選びをするときにはぜひ参考にしてください。
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