2015/05/19更新1like25015view

著者:SUVACO編集部

土間を有効に活用した注文住宅、マンションリノベーション参考事例集

土間と言うと、昔の民家に台所をイメージする方も多いと思いますが、現代の土間空間はマンションリノベーションをはじめ、一般住宅の室内テラスなどにも積極的に使われています。昔の”いわゆる土間”とはイメージも変わっています。今回は、マンションリノベーションと注文住宅とに分けて、プロジェクト事例を紹介していきます。
なお「土間って寒くない?」と思う方もいるようですが、基盤となっているコンクリートは断熱空間内(家のなか)に施工されています。つまり、コンクリートは熱容量も大きく、室内暖房でいったん暖めると熱が逃げにくいのです。また熱容量の大きさを生かして電気や温水をコンクリートに流す現場もあります。そうした土間はほんのりと暖かくとても快適です。どうぞお試しあれ。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

建築事務所兼住宅の玄関土間

ここは建築事務所が、実際に自分たちでリノベーションしたマンションをオフィス兼住居として使っています。この部屋は、キッチンを中心とした間取りを考えて構成しているのでしょう。
土間と言うとモルタル仕上げだけではなく、こちらのように天然石(大谷石)のタイル仕上げのものもあります。たとえばこちらは、土間スペースを多めにとったフロア構成をとっていますが、土間の高さを微妙に変えることでフロアの縁切りを表現しています(もちろん水捌けを考えて、室内側が高くなっているわけですが)。

土間から広がるあたたかさ

薪ストーブを採用した住宅が増えていますが、設置スペースに使う建築資材にはいろいろ迷うところです。よくあるのがレンガやタイルを敷き詰めるパターンですが、こちらのように土間スペースが使えたら理想的です。

土間と吹き抜けが贅沢

玄関を入ると大きな吹き抜けのある土間空間が迎えてくれます。パブリック部分は、この大きな吹き抜けに面しているので、思い切り開放的な空間となっています。プライベートゾーンである個室はパブリックゾーンの先に計画し、オンオフのメリハリをつけています。

内と外をゆるやかに繋ぐ土間空間

軒先部分に見える13本もある梁は地面に届いており、外部からの視線を遮るグリーンカーテンとして機能しています。室内側に広がる土間空間とテラスコンクリートが圧巻ですが、それだけではなくここは緑化屋根になっており、夏の猛暑を大幅に軽減してくれます。
夜のLDスペースです。この家とともに過ごすスローライフは、家族しか味わえないものなのでしょう。

内と外で会話が弾む土間

家の中は吹き抜けを中心とした縦に広がる空間が印象的です。露わし階段のフォルムも美しい。
前面に広がるテラスコンクリートと、それにつながるリビングの土間スペース。家内外の曖昧さに特徴とその良さをを併せ持った住宅と言えるでしょう。

多彩な光が降り注ぐ家

間口が狭く長手方向に細長い土地。京都に多い敷地条件ですが、こうした土地の場合、日当たりが悪く、採光をどう確保するかが建築家の腕の見せどころです。ここで至った結論は、家の中心に吹き抜けを配置することです。
そしてこのスペースの床には、土間を採用することに。
この空間がもたらす多彩な光(反射を含め)が、ここに自然と家人が集うことを呼び込むかのようです。

人と人が繋がる土間

山の緑や光、風といった自然が感じられる立地にある住まいです。
外と内が溶け込み、自然と一体になった豊かな内空間を実現しました。玄関からプライベートの庭まで通り抜けられる大きな土間を設け、外と内、人と人の繋がりをもたらすコミュニティ形成の場となるよう願いを込めています。
岩脇邦樹「三葛の家~ズレた4つのボックスの隙間から緑や光、風が感じ取れる家~」

音と音が繋がるように土間から広がる空間

開放的な土間の玄関ホールには、R壁や赤いシンボルドアがとても印象的です。
普段から音楽をミックスしてオリジナルの音をたのしんでいる住まい手にぴったりの、空間のメリハリとリズムがあります。

愛犬にも優しい

室内の窓側がすべて土間床で仕上げられているマンションリノベーション。
リビングに吊り下げられたハンモックが印象的です。
奥は比較的オープンな寝室が。
今流行りのブルックリンスタイルのインテリアが、空間をより一層おしゃれにしています。

実用的!玄関土間にあるたっぷり収納スペース

パイン材と白を基調とした明るい印象のマンションリノベーション。
広々とした玄関土間を、この家全体の主な収納スペース(納戸)に位置付けています。住まい手のライフスタイルの好みが伝わってきますね。

木目とモルタルの異素材MIXが「家族が自然と集まる特別な場所」

個室1つ分の広さで作られた、唯一無二の玄関土間が特徴的な住まい。
設計テーマは、家族が自然と集まる特別な場所を作り上げる。家族や来客がちょっと腰を掛けてリラックスできるモールテックスのベンチにインナーガーデンの要素を組み合わせました。収納や洗面所など、実用面でも充実しています。
土間をあがってすぐに、収納や洗面所など、実用面でも充実しています。

コンセプトは1950年代インテリア

オーナー様は、イームズやジョージ・ネルソンなどに代表されるミッドセンチュリーテイストが好み。このリノベーションでも、『TRUCK FUNITURE』で購入予定の家具に合わせてインテリアを検討しています。
最終的に床材の選択で大いに迷ったようです。
そして結果、フローリングも使ったのですが、インテリア的にはこっちの方が合うとのことでメインスペースにモルタル土間床を選びました。潔い選択ではないでしょうか。

土間を中心に回遊

玄関に自転車やベビーカーも置けるよう広い土間をつくりました。
入って右手にはLDK、左手には寝室へと2方向へ上がることが可能な玄関。
片方に大きく段差をつけ靴が脱ぎはきし易くしています。
あえて建具をなくしたことにより開放的な空間となっています。

自転車コーナーもこだわって

木材の色、金属や塗装、マッドブラックの質感、キッチンのタイルなどのこだわりを沢山詰め込んだ、ブルックリンスタイルがインテリアイメージのマンションリノベーションです。

車いすも通りやすく

広い通路幅と回遊動線で玄関から車椅子でも快適になバリアフリーな設計。
広いルーフバルコニーに出るためのスロープは、屋外用の車椅子でも気兼ねなく移動できるようタイルを使用。ライフスタイルの変化に合わせ間取りを変えられるよう可変性のあるプラン。

趣味を楽しむ

築36年の戸建てリノベーション。
玄関を入ってすぐに、土間右側には上から下までのたっぷりシューズ収納、大容量にもかかわらず横向きで死角となっているので玄関側からは一切見えずスッキリ。左側にはアウトドア用品等の収納棚、玄関から直接荷物を置くことが出来る、キッチンパントリーに直結した便利な家事動線です。

個性的な土間

築32年、夫婦の中古マンションリノベ。
「おしゃれなお家」・「二つと無いオリジナルの家」がテーマ。玄関土間も、室内に家があるようなフォトジェニックなデザイン。趣味のロードバイク、お出かけ前のコートを収納するなど、土間スペースの活用方法は使う方次第ですね。
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