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2015年07月08日更新
壁に穴を開けたり、壁紙を変えたり、設備を変えたりと自分の好きな空間を作りたいけど
カスタマイズできるのは持ち家だけだと思っていませんか?
カスタマイズ賃貸という、改装可能な賃貸物件が広まっているんです。
「借主負担DIYの賃貸借」といい、2014年3月に国土交通省が空き家の活用を促進しようと有識者による検討会の最終報告書の中に、入居者が内装を自由に変えられる、改装可能な賃貸物件の指針が公表されました。
これによって、賃貸物件に入居する場合、原状回復するのが一般的だったのが、安く借りれて、自分の好きな部屋にカスタマイズできるようになります。
<今までの賃貸契約の場合>
入居前の修繕は全てオーナー(貸主)が修繕、設備 更新等を実施します。
家賃は市場の相場並みのお値段です。
入居中の修繕はオーナー(貸主)負担がほとんどです(一部入居者負担の場合もある)
DIYの実施 (壁床の張り替え、 設備更新等)は原則禁止です。
退去時の原状回復は入居者(借主)の負担がほとんどです(通常損耗、経年劣化を除く)
<カスタマイズ賃貸の場合>
入居前修繕についてオーナー(貸主)は、原則として入居前や入居中の修繕義務を負いません(主要な構造部分は貸主が修繕)
家賃は市場水準より低めです。
入居中の修繕は入居者(借主)が自己負担で行います。
DIYの実施は入居者(借主)の自己負担で行います。
退去時の原状回復はDIY実施箇所は 免除されます。
<メリット>
相場よりも、安い家賃で住めます。
自費で自分の思い通りの部屋にすることができるので、自分でDIYをしたり、リフォーム会社に依頼して好きなようにカスタマイズでき、自由な発想で部屋を改装できるのが一番の魅力です。
費用はかかりますが、友達同士でシェアハウスとして利用すれば費用を抑えられます。
退去する時に原状回復不要で、そのままの状態で退去できるます。
<デメリット>
建物が古く老朽化が進んでいる物件も多いです。
カスタマイズ賃貸には、住む人がいなくなり、手つかずとなったものを改装可能として出す事もあります。
間取りや設備を丸ごと変更・交換しても、水道管や排水管・コンクリートのひび割れなど、気づきにくい所で老朽化が進んでいる事もありますので、事前に細かいチェックが必要になります。
駅から徒歩30分など、立地が悪い場合もあります。
改装には時間や費用も多くかかります。
改装費用や一ヶ月分の家賃を貸し主が負担してくることもあるみたいです。
壁紙、床材など、あらかじめ用意された選択肢の中から入居者が好みの部材を選べるタイプの賃貸契約は費用はオーナー・不動産会社が負担するケースが多く見られます。
カスタマイズできる箇所が少ないのと、家賃は相場並みですが手軽に楽しむことができます。
入居者が全て自己負担の場合は、手間をかけた分思い描いた通りの居心地の良い空間が手に入ります。
今後、中古物件を購入しリノベーションをしようと考えてらっしゃるなら、まずはカスタマイズ賃貸に入居してリフォームを体験するというのはいかがでしょうか?
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