2017/03/18更新1like2747view水沼 均

中庭のある家がほしい!家族の気配と光に満ちた楽しい外部を作ろう

密集した街の中に住まうときやプライバシーに満ちた屋外スペースがほしいとき、中庭は頼れる味方となってくれます。中庭を作ることでより密度の高いアウトドアリビングが手に入り、家族のつながりも強まってくれます。中庭にはどんな魅力があるのでしょうか。実例を見ながら考えてみましょう。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

中庭とはなにか?

中庭とは屋内によって囲まれた庭のことです。4方向か3方向が屋内に面したものが主ですが、2方向か1方向だけが屋内に面していて、あとの方向を壁で囲って、中庭風にアレンジしたものも数多くあります。

下の写真はとてもわかりやすい中庭の例です。4方向が部屋で囲まれています。わずか8畳間の広さの中庭ですが、屋外であるだけにとても引き立った存在になっています。

中庭は家族の気配が行き交う場

いろいろな部屋で中庭を囲むと、中庭を介して部屋と部屋の間の気配がお互いに感じ取れるようになります。中庭はいつも、家族の気配が行き交う場でもあるのです。

下の写真は、住まい全体の気配が小さな中庭でつながっている例です。リビング、ダイニング、廊下、そして奥には寝室も見えます。中庭を中心に、いつも家族が一つにつながっている感じがよく出ていますね。
また、夜になると部屋には明かりが灯って中がよく見えるようになり、つながり感はいっそう強くなります。下の写真は中庭の夕景ですが、昼間よりも屋内がいっそうクリアに見えます。囲まれることでプライバシーは保てているので、このようにオープンな状態でも周囲から見えてしまう心配はありません。

部屋にもできるし鑑賞する場にもできる中庭

中庭は天井がない以外は屋内と同じ雰囲気なので、屋外にあるもう一つの部屋とも言えます。下の写真のようにダイニングテーブルを置きますと、たちまち中庭はもう一つのダイニングルームに早変わりします。
一方、下の写真の中庭は美しい庭木を植えて、観賞用のしつらえにしてあります。そしてここを眺めるために半屋外のウッドデッキを設けてあります。

このように同じ囲われている庭であっても、活動のための屋外の部屋にしたり鑑賞専用にしたりと、住まいに合ったデザインを自在に施すことができるのです。

中庭を作って外や空を切り取る

中庭を適度な小さいサイズにしてワンルームの中に挿入しますと、まるで屋外の一部を切り取ってきて家の中に置いたような楽しさが生まれてくれます。下の写真では広々としたLDKに、とても程良いサイズの中庭が置かれています。

外というと家を取り囲む「外界」というイメージがありますが、実際にはこのように、外は自在に切り取って家の「内」に持って来られるのです。
また下の写真の中庭も、とてもすてきに外を切り取った例です。ふつう屋外の庭は、たとえ中庭であっても屋内より低い位置に設けることが多いのですが、この住まいでは逆に屋内よりも30センチくらい高く中庭を設けています。

その結果、中庭が周囲から浮かび上がって、より特別な場所としての雰囲気が強調されています。部屋から外に下りるのではなく、部屋から外に上るという新たな魅力が生まれています。

ちなみにこの住まいは10階建てビルの最上階にあります。地上から30メートルもの高さにあって、さらに屋内床から上ることで、強い上昇指向を感じることができます。よく見ると中庭に螺旋階段もあって、さらなる高みに人を導いています。
また、中庭を作ると空を切り取ることもできます。中庭から上を見上げると、下の写真のように空だけが美しく切り取られて見えてくれます。特に2階建てのように高さがあったときに、この効果はより鮮明に出ます。

光井戸としての中庭

中庭は室内に豊かな光をもたらしてくれます。たとえ小さな中庭であっても、想像よりうんと明るいんですよ。

下の写真も小さな中庭ですが、植栽を植えることで光が葉に反射して、より豊かな光を部屋にもたらしています。

中庭には遠くまで見える景色はありませんが、そのぶん光をじっくりと楽しむことができるという魅力があります。中庭は頭上から光をたっぷりともたらす光井戸なのです。

上下階にまたがる楽しい立体中庭

中庭の上階にもさらに中庭を設けると、両者が屋外吹き抜けでつながって立体的な楽しい雰囲気になります。

下の例では2階の外壁をセットバックさせて、ルーフテラスを設けています。1、2階とも床がウッドデッキになっているので、ますますつながり感が豊かに出ていますよね。
中庭のいちばんの楽しさは、そこが内でなく外だからこそ味わえる魅力をたくさん持っているということだと思います。中庭は光や空を切り取って見せてくれますが、他にも風、雨、雪、季節など、自然のあらゆる要素をそこに降り立たせてくれる存在なのです。

中庭は決して広い必要はありません。小さな中庭であっても、そこが外である限り必ずすべての魅力を運んでくれるのです。
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この記事を書いた人

水沼 均さん

建築設計の学校で長年教師を務め、大勢の生徒さんと接してまいりました。年齢、経歴、そして住まいへの思いも大変多様で、他では得られない貴重な経験ができました。その経験を生かして、豊かな住まいづくりに役立つような記事をたくさん書いていきたいと思います。

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