2015/04/08更新1like9503view

著者:SUVACO編集部

通り抜ける。つなぐ。ひと呼吸つく間としての廊下をつくる

スペースを有効利用する点から、最近では廊下がない住居が増えています。今や廊下は贅沢な空間になりつつあります。廊下にはリビングのように寛ぐ、ダイニングのように食事をとる、といった明確な目的がありません。強いて言うなら、”通り抜ける”かもしれません。動線として、風や光の通り道として、ひと呼吸つく間として、そんな廊下の事例をご紹介します。

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入口の両サイドに庭をもつ廊下。廊下の先に森が続くのではないかと思わせる造りになっています。静寂が心地いいと感じさせる空間になっていますね。
明るく光が降り注ぐリビングダイニングとは対照的に、廊下は薄暗い空間になっています。この明と暗の対比が寛ぐ空間とのほどよい距離感を保っています。
玄関から続く廊下に写真集やデザイン書をかっこよく並べられる大きな本棚をつくりました。イメージはヨーロッパの本屋さん。個を楽しむ空間として佇む廊下の先には、木漏れ日のあふれる空間。ひとつの家の中に存在する「個」と「交わり」の空間、それをつなぐのはまさしく廊下でした。
長いカウンターが設置された廊下には、採光のために縦長の窓が多数設けられました。とても明るく高級感のある廊下になっています。
宮田聡夫 / 牧島哲郎「市川の家」
吹き抜けの中程に宙に浮かぶような廊下を設けました。この廊下は1階と2階をつなぐコミュニケーションの場としての役割も果たしており、今にも声が聞こえてきそうな人の気配を感じる廊下になっています。
外廊下と呼べる軒と塀の間のこの空間には等間隔に照明が埋め込まれています。照らすためだけでなく、オブジェのようなこの照明は窓越しに眺めるのも楽しそうですね。
光と風が通り抜ける通り土間は、壁面に飾棚を有しています。そのため通り抜けるだけではなく、外でありながら室内の延長として楽しむことができるようになっています。
格子でわずかに仕切られている外廊下は、すでに家の中に入ったかのような安心感と玄関ドアの先の景色に期待が膨らむ造りになっています。外とも中ともいえないこの空間は、様々な感情を受容してくれるそんな独特な空間になっています。
山本智一「清水の家」
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