最近マンションを購入した筆者の友人が、間取りを2DKからワンルーム+衣裳部屋にリノベーションしました。その友人は以前から「生活空間をひとつにまとめるのが好き、身の回りの物を目が届く範囲に置いておきたい」と言っていたワンルーム好きで、理想の部屋に仕上がり満足な様子。今回は、悠々自適に暮らせる魅力的なワンルームの事例を集めてみました!
SUVACOが専門家をご提案
家づくり・リノベーションはどこに頼むのがいい?SUVACOがご要望に合ったプロを提案します。
> 詳しく見る
▽ 目次 (クリックでスクロールします)
ベッドコーナーに目隠しを施したワンルーム
透過性のある建具でベッドコーナーを仕切る
ドア、仕切りは最小限!オープンなワンルーム
ベッドコーナーに目隠しを施したワンルーム
ワンルームとは、「居室(ベッドルーム)」と「キッチン」が仕切られず、ひとつの空間になっている間取りのこと。
基本的にひと部屋の中ですべての生活行為をすることになります。
とはいえ、ベッドが丸見えのオープンな間取りだと、来客時にちょっと恥ずかしい……。というわけで、ベッドコーナーを仕切る目隠しを施したワンルームの事例がこちらです。
リビングとベッドコーナーの間に目隠しの壁があります。
壁とはいえワンルームなので、床と天井はリビングからベッドコーナーまで同じ素材になっていて、空間に一体感があります。ブルーのカラーウォールとベッドカバーのブルーがワンルーム全体のアクセントとなっています。
こちらも、リビングとベッドコーナーの間に目隠しの壁があります。
壁に室内窓が施されていて、明かり取りになっています。リビング、ベッドコーナー、双方の空間を窓越しに覗けるので、空間の一体感が強まりますね。
ダイニングとベッドコーナーの間に目隠しになる壁がある部屋。
目隠しがあるものの、リビングからはベッドコーナーが目に入ります。洗面所まで同じ空間に収まって、一体感の強い部屋に仕上がっています。ベッドコーナーや洗面所がすっきり整頓されていて、清潔感が感じられますね。
透過性のある建具でベッドコーナーを仕切る
ベッドコーナーに目隠し壁を設けるのではなく、建具で仕切る方法も。
透過性のある建具を使うと、建具を閉めたときでもベッドコーナーが部分的に目に入るため、全体的に開放感のある印象になります。目隠し壁で隠さない分、ベッドコーナーも部屋全体の雰囲気づくりに一役買うことになります。トータルコーディネートをする楽しさが増しますね。
こちらの部屋はキッチン、ダイニング、リビングからベッドコーナーまで一体の空間です。
ベッドコーナーにもキッチンから目が届きます。一方でベッドコーナーは透過性のある建具で仕切れるので、建具を閉めれば空気の流れが止まります。キッチンでつくった料理の匂いがベッドリネンに付くのを防いだり、エアコンの効きをよくする効果があります。
仕切りの設け方次第では、仕切った先の空間を引き立てることもできます。
存在感のある広々としたベッドコーナーを、手前の金網戸で仕切った部屋です。まるで、ベッドコーナーが特別な空間として切り取られているかのようですね。
写真奥のベッドコーナーと手前のリビングダイニング、共にエアコンの配管や照明の配線が丸見えの無骨なテイストでまとめられています。空間が物理的に一体であるだけでなく、統一感のあるインテリアも空間の一体感を増す要素になっています。
ドア、仕切りは最小限!オープンなワンルーム
ワンルームといえば、仕切りのない空間。最後は、ドアや仕切りを最小限に抑えた事例です。
こちらは、もともと1LDKだった部屋をワンルームにリノベーションした事例。リビングの窓から差し込む光が、部屋全体に明るさをもたらします。
3DKだった部屋のドアや壁を取り去って、ワンルームに仕上げた事例です。
リノベーション前から残るのは、浴室とトイレのドア、構造体にあたる壁だけ。
浴室とトイレのドアはないと生活がしにくいですし、構造体にあたる壁は取れないもの。それ以外の外せるものはすべて外しました。明るい色調の床、白い壁と天井が相まって、より明るく広々したワンルームに仕上がっています。
ワンルームで暮らせば、自分の好きなものに終始囲まれて生活できるのはもちろん、すべての空間が目に入る=整頓への意識が高まる!という一面も。新しい住まいを考えるとき、「ワンルーム」という選択肢を取り入れてみるのもいかがでしょうか。