家づくりの中でこだわる人が多い水まわり設備。水まわりのものが素敵だと、家の印象がぐっとあがりますよね。近頃は輸入の商品も身近になり、家づくりに取り入れる人も多くなっているようです。
キッチン水栓や洗面台、そしてお風呂と毎日使うからこそ、デザインや使い心地はしっかりと選びたいところ。
今回は世界中からデザインと機能性にこだわった水まわり商品を取り扱っている「セラトレーディング」さんのショールームへお邪魔し、広報の宮本さんに自分にピッタリの水まわりのつくり方や、よりショールームを楽しんでもらうポイントを教えていただきました。
▽ 目次 (クリックでスクロールします)
セラトレーディングって?
水まわりを孤立させない 部屋とつながるデザインに注目
日本のお風呂事情 理想と現実
日本の住宅にも取り入れやすい、洗面ボウルと水栓
リノベーションの初めの一歩としてもひそかに人気の手洗器
ショールームの見どころ、実はココです。
正直とっても楽しかったです
セラトレーディングって?
セラトレーディングはヨーロッパを中心に世界の最新水まわり商品を輸入・販売するTOTO株式会社のグループ会社。洗練されたデザイン性と品質にこだわって、洗面ボウル、バスタブ、水栓など海外から厳選した水まわり商品を取り扱っています。
海外商品を選ぶとき、保証やメンテナンスの面に不安を感じがちですが、セラトレーディングはTOTOのグループ会社なので、全国にあるTOTOメンテナンスによって、2年間保証を受けることができるのです!海外商品でありながらも保証が受けられるのは消費者としてはとてもこころ強いですね。さらに廃番後10年間を目安に部品供給の対応もしてくれるとのこと、これはうれしいサービスです。
お値段はやや高めな印象ですが、それもそのはず、世界レベルで認められている水まわり製品のメーカーからよりすぐりの商品だけを輸入。さらに日本で厳しい検品をしています。それに加え、上記のように手厚いサービスを提供しているので、日本のメーカー製品に比べるとコストが高くなってしまうのも納得です。
水まわりを孤立させない 部屋とつながるデザインに注目
ショールーム入り口には思わずためいきがでてしまうほど素敵なウィンドウディスプレイ。ここは1年に1度、新作が入る春にトレンドを意識したコーディネートに変更されるそうです。
水まわりのトレンドは室内のインテリアに溶け込むデザインになってきているそう。最新の水まわり市場では、水栓に突板や大理石など異素材をMIXし意匠性が高くなっているのだとか。水まわりを孤立させないレイアウトは日本でも増えつつあり、部屋の雰囲気に馴染む水まわりのデザインというのはより求められていきそうです。
こちらの洗面キャビネットは今年の12月に出荷開始されるものだそうですが、カシミアオークの突板を陶器に張り付けているのだとか。コーナーの仕上げが美しいのも注目です。
日本のお風呂事情 理想と現実
セラトレーディングの人気商品のひとつであるバスタブとシャワー水栓。ショールームではたくさんのバスタブを見るだけでなく、実際に入ることができます。海外のドラマや映画で見るような置きバスタブに胸が高鳴りますが、実際に納品される数が多いのはダントツで埋め込みタイプなのだそう。
「置きタイプは、側面の立ち上がりの美しさや全体のフォルムのデザインを楽しんでもらいたいので、広い空間に置くのが理想です。日本の住宅ではバスルームをそこまで広く取れないということもあり、ホテルなどの施設に納品することがほとんどです。」
「あとは、欧米と日本のお風呂での過ごし方の違いというものもありますね。たとえば欧米では、湯船は「からだを洗うところ」という認識がつよく、バスタブも比較的浅めにつくられています。日本では「肩までお湯につかりたい」という方が多いので深めのバスタブに人気があるんです。あとは、置きタイプには追い炊き式給湯機が取り付けできないので、家族が順番に同じお湯に入る日本では浸透しづらいというのもあるかもしれません。」
宮本さん曰く、ショールームに来たらどんどんバスタブに入ってほしいそう。編集スタッフ夏野も気になったバスタブに入ってみましたが、見た目と入り心地はまったく違います。入ってみると驚くほど自分にフィットするものとそうでないものがわかるので、百聞は一見にしかずではないですが、遠慮せずどんどん入るべきだなーと思いました。
日本の住宅にも取り入れやすい、洗面ボウルと水栓
日本の住宅でも取り入れやすい洗面ボウルと水栓は、セラトレーディングでも一番人気が高く、ショールームでも充実の展示数。洗面ボウルと水栓は組み合わせが自由なので、あれもこれもと目移りしてしまいます。
水栓は「触ればわかる」といっても過言ではないくらい、ハンドルの大きさや動かすときの重さで使いやすさが異なります。いろいろ触っていくと、「あ、これ使いやすい!」というデザインがわかってくるので、おのずと選ぶものが絞られてきそうです。
「水栓のハンドルは中央か右側についているものが多いので、ご自身やご家族に左利きの方がいらっしゃっる場合は中央にハンドルがあるものをおすすめしています。」
いわれてみれば、たしかに左利きの人に右ハンドルは使いにくい。毎日のことなので、ストレスのないデザインを選びたいですね。
また、セラトレーディングのショールームでは一度選んでもらった洗面ボウルと水栓が実際に使用するにあたって不具合が生じないかをチェックし、問題があれば別のデザインを提案してくれるそうです。せっかく選んでいただいた商品を気持ちよく使ってもらいたいという、とても細やかな気遣いです。
リノベーションの初めの一歩としてもひそかに人気の手洗器
タンクレストイレの普及によって、最近じわじわと注目を集めているのがトイレの手洗器。サイズも小さく、工事も小規模で済むため、輸入の水まわり製品を取り入れる第一歩としてとてもおススメなのだとか。
「値段的にも取り入れやすいと思いますし、小さなスペースからスタートして輸入製品の使い勝手のよさや安心感を体感して、次のステップにしてもらえたらと思います。」と宮本さん。
そんな手洗器の人気商品はお客様の声から生まれたこのふたつ。
・スペースがなくても設置できるよう、奥行は25センチ以内
・左右勝手を選ばないデザイン
・狭小スペースにも設置できるよう設置面は小さく
・掃除のしやすさ
これらをすべて満たしてデザインされているので思わず選んでしまうのにも納得です。
ちなみにセラトレーディングのスタッフのみなさまはお店などに行くとついつい、トイレの手洗器を見定めてしまうそう。「ここ〇〇の手洗器使ってるよ」と思わず同僚に言ってしまうのが「あるある」なのだとか。
ショールームの見どころ、実はココです。
素敵な商品をたくさん見てきましたが、宮本さんにショールームに来たら絶対に見てほしいところをうかがってみると
「実は"トイレ"なんです!」
そう、セラトレーディングのショールーム、実はお客様用のトイレがすごいのです。
その噂のトイレがこちら
SNSにも人気というこちらのトイレ。どちらもテーマ性があり楽しい空間なので、ショールームへ行った際はぜひとものぞいて見てくださいね。
正直とっても楽しかったです
今回ショールームにお邪魔してみて、まず思ったことは「素直に楽しい」です。美しくコーディネートされた空間に入るのも、洗練された商品やちょっと変わった商品を見て触ってみるのも、「へぇ」とか「すごーい」とか言いながら商品の特徴を教えてもらうのも、本当に楽しかったです。
外からながめていると敷居が高い印象でしたが、思い切ってドアを開けてみると、思ったより身近で気軽に水まわりのことを教えてもらえて、ある意味自分の中の水まわりに対する常識が覆されるというか、もっと楽しんでいいんだなーと感じることができました。
これから家づくりをする人、ちょっと水まわりを心地よくしたい人、家の勉強をしている人、家が好きな人。ぜひ気軽にショールームに立ち寄ってみてください。きっと水まわりに対する考えかたが変わると思います!
【取材協力】
セラトレーディング株式会社
■東京ショールーム
東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル1F・B1F
TEL/03-3402-7134
開館日/火~土 10:00~17:00
日 10:00~12:00/13:00~17:00(予約制)
※日曜日は予約制となります。前日までにお電話(TEL/03-3402-7134)でご予約ください。
※アドバイザーのアテンド希望の方は平日でも予約をおすすめします。
休館/月・祝日・夏期休暇・年末年始
■大阪展示スペース
大阪府大阪市西区江戸堀 1-15-16 肥後橋MIDビル1F
TEL/06-6225-3640
開館日/月~金・土(第2・4) 10:00~17:00
※アドバイザーのアテンド希望の方はご予約をおすすめします。
休館/土曜(第2・4以外)・日曜・祝日・夏期休暇・年末年始