先日、私の大好きな細野晴臣さんのライブに息子を連れて家族で行ってきました。会場は粋な大人たちで大賑わい。今回は子連れもオッケーのライブでしたので、不安な気持ちは残りつつも思い切って息子を連れて行きましたが、連れて行ってよかった!きっと彼の潜在意識の中に、素晴らしい演奏が刻み込まれたはずです。
今回は、私の生活に欠かせない「音楽」とカフェインテリアについての絶妙な関係をお話しさせていただきたいと思います。
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カフェミュージックとは
オススメ音楽、私の場合
レコードで聴ければそれが一番!
カフェミュージックとは
「あなたにとって、カフェミュージックとはどんなものですか」
そう聞かれたら、なんとなく、スロウなジャズやボサノバなどのゆったり落ち着いた音楽を思い浮かべる方が多いと思います。はたまたクラッシック?しっとりとしたピアノ曲を連想する方もいらっしゃるかも。
当たり前ですが、正解なんてありません。
そこにいる人がくつろげるような、楽しくなれるような……要は好きな音楽をかければいいんですよね。
BGMは、ともするとその空間の雰囲気を変えることのできる一番有効な、なおかつ簡単なアイテムかもしれません。
以前、私の経営するカフェlampのクリスマスの記事にも書かせていただきましたが、クリスマスソングをかけると、店内全体が一気に「ザ・クリスマス!」になるので不思議です。足を踏み入れた瞬間からクリスマス。目から入ってくる情報と同じように、耳からの情報も、イメージ作りにはとても効果があるんですね。
オススメ音楽、私の場合
もしも街角のカフェでハードロック系の音楽がかかっていたら、インテリアとの違和感を感じて落ち着かない空間になってしまうでしょう。
あ、でもこれはあくまでも私の感覚。
「大音量でヘヴィメタルを聴きながら広いソファーでコーヒーを嗜む……それが至福の幸せだ!」という方ももちろんいらっしゃることでしょう。
なんでもいいのです。その人が聴いて心地よくなれる音楽。それが一番。
ただ、「カフェ」ということに限って言えば、やはり落ち着いた音楽を好む方の方が多いです。
おうちカフェにおすすめのアルバムは本当に星の数ほど無限にあって、バシッと決めることは至難の技。そこでここでは、完全に私の独断と偏見で、あっという間におうちカフェが出来上がるアルバムを2つご紹介したいと思います。
ひとつめは、naomi & goroの「HOME」。
lamp開店当初、友人からプレゼントされたもので、ずっと大切に聴いてきました。昨年夏にいった野外ライブでこのgoroさんの演奏を初めて生で聴くことができて、感激しました。
やわらかなイメージは真冬のおうちカフェにぴったり。ぬくぬくと温かな気持ちになれそうです。
もうひとつは、クレモンティーヌの「レ・ヴォヤージュ」。
スタイリッシュなボサノバのアルバム。クールでおしゃれで、なんというか王道のカフェミュージックという感じなのでチョイスしました。どちらかというと、夏の昼下がり、ミントを浮かべた冷たいアールグレイを片手に楽しみたいイメージです。
その他、定番のビル・エヴァンスのピアノの音色や、ジョン・ピザレリのスウィートボイスに小粋なギター、ああ、ギターといえばジャンゴみたいなジプシースウィングも……エレクトロニカも涼しげで意外といいんだよね……とまぁ本当にきりがないので、もしご興味ございましたら、まずは先ほどおすすめした2枚でおうちカフェを楽しんでみてください。
レコードで聴ければそれが一番!
音質ということでいえば、スピーカー選びも大切。お金を出せば出すほど上質なものが手に入るのは当たり前。そこはもう、ご自分の納得される範囲で大いに手 (とお金)をかけていいと思います。
ちなみにlampのスピーカーはこれ。その昔、私の父が趣味で作ったものです。確か物心ついた時にはあったので、40年選手。家の納戸に置かれていたこの子たちを、私はとても気に入っていました。音もやわらかくてとても良いんですが、何よりもこのビジュアル。そしてその背景にあるストーリー諸々を含めて、私の宝物です。
ともするとそこだけ無機質になってしまいがちなスピーカー。「おうちカフェ」という観点から考えると、箱はウッディなものを選ぶといいかもしれません。
いかがでしたか。まだまだ寒い冬の日々、温かな部屋で熱いココアを飲みながら、お気に入りのカフェミュージックに浸ってみるのも素敵です。窓の外が寒ければ寒いほど、お部屋で過ごす時間が愛おしくなりそうですね。