2017年01月17日更新

ストーブの種類と魅力|新築・リノベで取り入れたい、炎であたたまり癒される暮らし

こんにちは、SUVACOアドバイザー兼、建材マニアの加藤サナです。このところの冷え込みでおうちの寒さに悩まされた方も、多いのではないでしょうか?今回はそんな方にぜひ読んでいただきたいおうちの暖房、ストーブについて、新築やリフォーム・リノベーションで知っておくと良いことをまとめました。


建築工事が絡む暖房器具は大きく分けると3種類

「せっかく新築やリノベーションするなら、暖房方法にもこだわりたい…でも、一体どれがコストがかからなくて暖房効果が高いの?」そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?

個人的な見解ですが、建築工事が絡む暖房器具は大きく分けると3種類あると考えています。
①輻射熱で温める「床暖房」や「パネルヒーター」
②暖かい風で温める「エアコン」や「ファンヒーター」
③炎で温める「ストーブ」 です。

この①~③の中にも工事方法やエネルギー源など無数の種類があるのですが、今日は③のストーブにフォーカスしてご紹介していきたいと思います。炎を使う器具ってなんとなく敷居が高いな……と思われる方も多いと思いますが、暮らし方やおうちの規模に合わせて計画すれば、この中で最も温かく過ごすことができる可能性を秘めているのがストーブなんです。

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いろいろなストーブ1:薪ストーブ

ストーブといえば薪ストーブが最も有名です。その名の通り薪をくべて火をおこすストーブで、煙突のある海外のようなお家に一度は憧れたこともある方は多いのではないでしょうか。海外、特にヨーロッパでは今でも暖炉やストーブが暖房として使われています。

薪ストーブのエネルギー源は薪つまり木材。よく乾燥した木材を入れて着火します。薪ストーブで燃やすのに向いている木材は広葉樹です。できれば太くてしっかりと重さのあるカシやナラなどの材料が向いていて、じっくりと燃えてくれるので頻繁に薪をくべなくてもよくなります。

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薪ストーブは、燃料である薪を置いておけるスペースが必要です。薪が水分を含んでいると、ストーブの中で爆ぜてしまうなど危険なので、薪割り後すぐには使用せず乾燥させてから火にくべるのが一般的です。薪割りはなかなかの重労働なので、時間を確保するのが難しい場合は薪を購入するなどの方法もあります。

そして工事の面では薪ストーブは煙突の設置が必要です。温められた空気が煙突を通るので上階までしっかりと暖かくなるのも魅力のひとつ。工事費は本格的なこともあり100~150万円くらいを目安にするとよいでしょう。

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いろいろなストーブ2:ペレットストーブ

ペレットストーブは、東日本大震災で仮設住宅に取り入れられたのをきっかけに知った方も多いかもしれません。ペレットという木質燃料をエネルギー源にして火をおこします。

ペレットは間伐材などを圧縮して作られているのでとてもエコな燃料で、薪に比べるとかさばらないのが魅力です。

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ペレットストーブの多くは、電源を必要とします。電気を使うことで、着火を楽にすることができるのと、電力を使って風を発生させるものもあります。また自動でペレットを供給するものを選べば、ペレットがなくならない限りは火が消える心配はありません。

設置費用は選ぶストーブにもよりますが、30~70万円くらい。安全基準に従って外に排気するよう施工できれば煙突の工事が不要になることも、費用を安く抑えられる理由です。薪とペレットが両方使えるハイブリッドストーブなどもあります。

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いろいろなストーブ3:ガスストーブ

モダンな見た目のこちらのストーブは、ガスで火を起こすタイプです。耐熱ガラスで覆われていてとても高級感があります。薪やペレットを追加する必要がないので、灰が出ずお手入れも簡単です。

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家具のようにすっきりと見せられ、周りも不燃材に囲まれ一体になっているので、設置個所も比較的自由になりますが、他のストーブに比べるとパワーは少なめ。ラグジュアリーな見た目通り、価格も少しお高く100万円ほどの費用が掛かると考えられます。

いろいろなストーブ4(応用編):ペチカストーブ

応用編ではありますがこちらもストーブの名がついているのでご紹介、ペチカストーブといいます。ロシアから伝わった暖炉で、東北や北海道の方には馴染みがあるかもしれません。レンガで熱源を囲って、レンガに蓄熱させて室内を輻射熱で暖かくしてくれます。熱源として石油ストーブや薪ストーブ、ペレットストーブなどと併用して使うことも可能です。

ペチカストーブはとても効率が良く一度温まるとなかなか冷えないという特性があります。その分、一度冷えてしまうと温まりにくいというデメリットもありますが常に室内をあたたかく保っておきたい時には良い方法です。レンガを使用した温かみのあるインテリアも魅力です。

出典:medicala HPより マスヤゲストハウス

ストーブの炎で料理をしたり、癒されたり…

ストーブはただ暖かいだけではなく、炎の熱を利用して、料理やお湯を沸かしたり、焼き芋をつくったり、お餅やパン、ピザを焼いたりといった楽しみ方もできます。ストーブによっては調理用の窯がついているものも!これを使えば、お料理に使う光熱費を少し減らすこともできますね。

そしてストーブの最も大きな魅力は、炎が目に見えること。炎の揺らぎは自然界に存在する、則性と不規則性の間にあるリズムの周波数である 「1/fゆらぎ」 を持っているそうです。そしてゆらぎが、人の心拍のリズムと一致して炎を眺めているだけで癒し効果があると言われています。一日の終わりに揺れる炎を見ながら癒しのひと時…本当に素敵な時間の使い方ですよね。

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ストーブ設置の際の注意点

ここまでいろいろな種類のストーブとその魅力をご紹介してきましたが、ストーブの設置には壁からの離隔距離や仕上げに不燃材を選ぶ必要があるなど、それぞれのストーブで異なるルールがあります。危険がないようにルールを守ってしっかりと施工してもらうようにしましょう。

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お子さんが小さく安全面が心配な方は、ストーブの周りに専用のゲートを利用するなど配慮する方法もあります。

そしてシーズンオフには、点検やお掃除などのメンテナンスもしっかりとすることが必要です。置き型のガスファンヒーターなどに比べると、ストーブはお手入れの面では手間がかかる存在ではありますが、それだけの魅力のある暖房。ぜひおうちに取り入れることを検討してみてください。

写真は薪ストーブ用のものではありませんが、ストーブ専用のベビーゲートを選べば安心です。

写真は薪ストーブ用のものではありませんが、ストーブ専用のベビーゲートを選べば安心です。

炎で癒される暖房 『ストーブ』 のご紹介はいかがでしたでしょうか? 暖房方法を考えることも大切ですが、あたためた空気を逃がさない断熱・気密の工事も、住まいの温かさには大きくかかわってきます。ストーブ設置をご検討されている方は、断熱や気密についても専門家や私たちアドバイザーにぜひ相談してくださいね。


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この記事を書いた人

加藤サナさん

SUVACO・リノベりすのアドバイザーをしています。
建築家とつくる家のプロデュース会社で営業として働いたのち、
リノベーション会社で接客やワンストップの仕事を経験しました。
『大好きな建築と、人をつなぐ仕事がしたい』という思いで、活動しています。
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