2016年12月20日更新

インテリア(壁/床)

建材マニアが本気で選んだ!2016年に注目した住宅建材ベスト3

建材マニアでもある、SUVACOアドバイザーの加藤サナが、2016年に注目した住宅建材のベスト3をご紹介。これから家を建てる方、リノベーションを検討している方にぜひ知っていただきたい建材たちをご覧ください。


建材マニア女子が、今年注目したベスト3を発表します!

SUVACOアドバイザーの加藤サナです。リノベーション会社に勤めていたころは仕事のひとつで、建材(建築材料)仕入れを担当していました。色々な建材を見るうちに、その種類の豊富さや素材感の違いなどの奥深い世界の虜になってしまい、時間を見つけては新しい建材の情報をチェックしたり、産地を見に行ったりしています。今日も、建材の世界では新しい技術が生まれていることでしょう…!

そんな建材マニアな私から、2016年に注目した建材をご紹介。どれも2016年以前に発表されたものですが、徐々にお客様に選ばれ広がってきているものを選びました。これから家をつくりたいという方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

【第1位】MORTEX(モールテックス)

今年、リノベーション会社のショールームなどで多く見られたのが割れない左官材、モールテックス。ベルギー発の新しい建材です。セメント系の材料で、味わいを残しつつモルタルの風合いを出せると、人気が上がっています。

仕上げ材にモルタルを使うと、コーティングをしないとどうしてもヒビが入ってしまったり水がしみ込んでしまったりするのですが、モールテックスはとても柔軟性のある材料なので、ヒビが入らず強度も出せます。見た目もモルタルのようなマットな感じが出せますが、肌触りはヒンヤリしません。

今年は特に、モールテックスがキッチンカウンターや天板に使われている事例が増えてきました。

水が染みこまない性質を生かして、洗面シンクや在来風呂に使った事例なども登場。(防水の保証はないそうですので使用の際にはご注意を) 施工には特殊な工程があるので、取り入れる際には講習会を受講した施工業者さんにご相談されるのがおすすめです。

予算の面では、モルタル施工よりも少しアップする場合もあるようです。しかし、それを補うくらい使い勝手の面でメリットがあるので、モルタルのカッコいい雰囲気がお好きな方はぜひ検討してみてほしい建材です。

【第2位】LAMINAM(ラミナム)

一昨年くらいから日本でも発売した、イタリア発の薄い大判タイルのLAMINAM(ラミナム)。薄さ3mm、大きさ3m×1mという驚きのセラミックタイル。はじめて実物を見た時は「こんな薄いもの、割れてしまいそう・・・」という心配もありましたが、裏面にガラス繊維が貼られているため、強度はあるようです。

これは壁に貼ったり、天板に使ったり、ドアに貼ったり、外部の使用も大丈夫。薄いので色々な使い方ができます。キッチンにタイルを貼ると目地の汚れが気になりますが、これなら目地無しのタイル壁が実現できますね。(タイル壁って感じにはならないかもしれませんが)

色柄はいくつも種類があり、石や金属のような雰囲気を持つデザインなどもカッコいいので、モダンで高級感あるテイストが好きな方にはオススメ。石は汚れを放っておくとシミになってしまうことがあるのですが、こちらは焼き締めてあるセラミックなのでシミの心配は無用です。

費用面では、材料自体は大判1枚でいくらという金額設定で、デザインにより価格が異なります。広い範囲で使うとその分、高くなります。細かい部分にも使う場合は、材料取りなども踏まえて施工先に見積もりしてもらってくださいね。

昨年はLIXILのハイグレードキッチンのリシェルSIにもセラミック天板が採用され、今年はその人気が確かなものになりました。リシェルSIの天板は、熱いフライパンをおいても、金属タワシでこすっても傷つかない強い素材、とアピールされています。

出典:リシェルSIカタログより/LIXIL

【第3位】シーリングレスの外壁サイディング

第3位は、シーリングレスの外壁サイディング。旭トステムの「ガーディナル」と、ニチハのドライジョイント工法「フュージェ」が代表的で、どちらも日本の外壁材メーカーです。

サイディングは、窯業系のよく使われる外壁材ですが、シーリングと呼ばれるつなぎ目が最も経年劣化に弱く、メンテナンスが必要な箇所でした。シーリングレスの外壁ならメンテナンスが劇的に減る可能性が出てきています。

メーカーによると、通常10年に1回のメンテナンスが、30年に1回になるとのこと。これが本当ならすごいこと。これまでの常識が変わります!

Q&A 外装のメンテナンスについて知りたい。/SUVACO

SUVACOに掲載されている注文住宅の外壁は、タイルやモルタル塗装、ガルバリウム、時には木材など種類も多く、サイディング自体は少なめ。でも、ハウスメーカーさんのおうちにはサイディングが多いのです。こちらの商品はリノベーションでの採用は難しいですが、家のメンテナンス費用が気になる方は知っておいてもよいかも。

費用は普通のサイディングよりもお高めなので、長い目で見たメンテナンス費用との兼ね合いなどを考えて採用するべきだと思います。施工にもコツがいるようなので、すべて含めるとメンテナンス費を数年後に出すほうがトータルとしては安くなる可能性も。もっと一般化して安くなってほしいなと思える期待の建材です。

戸建リノベーション・リフォーム事例「Renovation M」

以上、2016年に注目した建材ベスト3でした。来年2017年は一体何が来るのか・・・今から楽しみです! 技術は日々進歩し、費用のことも考えると上を見るとキリがありませんが、『知らなくて損した』 と後悔しないよう、新しい材料や技術を賢く上手に取り入れて、素敵な家づくりをしていきましょう!


この記事を書いた人

加藤サナさん

SUVACO・リノベりすのアドバイザーをしています。
建築家とつくる家のプロデュース会社で営業として働いたのち、
リノベーション会社で接客やワンストップの仕事を経験しました。
『大好きな建築と、人をつなぐ仕事がしたい』という思いで、活動しています。
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