2016年12月16日更新

リフォーム・リノベーション(HOW TO)

知っておきたい「見積もり」項目:リノベーション編④(家具工事とサッシ工事、建材費と住設機器費)

こんにちは。SUVACO・リノベりすアドバイザーの竹村 洋亮(ひろあき)です。知っておきたい「見積もり」項目:リノベーションの続編です。今回は家具工事とサッシ工事、建材費と住設機器費についてご説明します。


家具工事とは?造作家具の製作に関わる費用

家具というと、一般的にはソファやチェア、テーブル、テレビ台、本棚など「家具販売店」で購入するものをイメージされる方がほとんどではないでしょうか?

ここでいう家具工事は、それらを購入してきて、搬入、設置する工事と言うことではありません。

工事の方法は二つに分かれます。
一つは、大工が現場で造作して家具を製作する工事。
もう一つはフルオーダー家具製作屋が作成した家具を、その家具屋もしくは大工が取り付けをする費用です。大工が造作する場合は、木工事の項目に入ってくる会社もあります。

工事内容として多いのは、収納の造作が多いと思います。
メインは本棚やパントリー、テレビ台、テーブル、カウンターなどが挙げられます。

リノベーションの工事でも、無垢材が起用されるのが定番になってきた昨今では、「家具販売店」で購入するのとはまた一味違い、床や建具などで使用する無垢材と統一感の合う材料を用いて家具を造作することができる魅力が、家具工事にはあります。

全体の予算とのバランスをみて、家具を「造作オーダー」にするのか、既製品にするのかを検討するようにしましょう。

No.56 30代/2人暮らし (リビングダイニング1)

断熱の要でもあるサッシ工事

サッシというと窓のことですが、別名では外部建具工事と呼ぶ場合もあります。窓サッシや玄関ドア、網戸、さらには雨戸やシャッターなど、一般的にサッシーメーカーが取り扱う商品を施工することが多いです。外部建具はメーカー品が多いのに対して、室内窓はオーダーの場合もあります。

以前、断熱についての記事を書いたことがあるので、窓の断熱についてはそちらを参考にしてください。

住宅の断熱について知ろう。断熱材や断熱工法の比較と選び方

壁や天井、床とともに、熱の欠損が大きく、断熱性が重要になってくるのが窓です。外気とガラス一枚で触れるところになりますので、その部分が弱いと空気が冷やされ結露から窓周辺にカビが発生する原因になったりします。冷暖房費を抑えるポイントにもなる工事なので、断熱を考える際にはしっかりと検討しましょう。

サッシ工事も家具工事と同様に、大工が設置をする会社と、サッシ屋が設置をする場合があります。

サッシ丸ごと新しいものに入れ替えるのは大工、既存サッシ枠を活かして新しいサッシを取り付けるカバー工法や、インナーサッシと呼ばれる内側に樹脂製サッシを取り付ける内窓、ガラスだけを断熱サッシにするガラス交換などの工事は、サッシ屋が施工するというのが一般的です。

見積もり項目は工事箇所数表示や一式表記が多いと思います。材料に関しては、1セット、一式表記が多いと思います。

ガラスだけの交換工事の場合は、ガラス材料費を㎡でカウントする会社もあります。
㎡の場合はなかなか箇所の把握が難しいので、施工箇所が網羅されているのか確認するようにしましょう。

「ウチソトの間合」-大阪のリノベーション-

建材費とは?

建材費とは一般的には、住設機器と呼ばれる水回りや電気製品以外で、リノベーションに使用する材料を指します。

メーカー製品の床材や建具、枠材や大工が造る収納に利用する建材の他にも、木工事で使用する下地材(柱・梁・野縁・根太・胴縁など木材の種類だけでもさまざまです。その他にもベニヤ材や石膏ボードなども必要になります)や、消耗品費(釘、ビスやボンド)などが含まれます。

木工事に必要な建材は、木工事にカウントされる場合もあります。あとから材料が足りなくて…と追加の請求が起きないように、数量は足りていての見積もりになっているのか、打ち合わせの担当者に確認しましょう。

また、メーカー製品などの使用建材には、型番や品番が存在します。打ち合わせ時に決めた色や柄などに間違いがないかの確認も必要です。

担当者がそこはやってくれるだろうと思っていても、人間なのでミスもあります。品番を間違えたものが来て、工期が延びた…ということも業界ではよくある話なので、ご自身でも確認するようにしましょう。

マテリアル・プレゼンテーションルーム“Regaro(レガロ)”

住設機器費とは?

住設機器は、「住宅設備機器」のことを指します。

キッチンや浴室、洗面所や、洗濯機周辺、トイレ、給湯器などの水を利用する製品の他にも、照明器具や床暖房など電気を利用して使う製品も入ってきます。

キッチンや浴室、洗面台、トイレをメーカー製品で導入する場合、メーカーの方でプランシートというイメージ画像と見積もりが1つの冊子になったものを出してくれます。その内容と打ち合わせした内容に相違がないか確認することと、プランシートにはナンバーが振ってありますので、そのナンバーが見積もりに書いてあるナンバーと異なっていないのか確認しましょう。

メーカー製品のうち特にキッチンと浴室は受注生産のため、発注してから納品までに時間がかかります。間違ったものを発注してしまうとここでもやり直しにタイムロスが生じます。ご自身の家のことですので、できる限り確認できるものは、ご自身の目でも確認するようにしましょう。

舟入の家

次回は、最終章です。工事以外にもかかってくる諸経費についてお話していきます。


この記事を書いた人

竹村 洋亮さん

建築業界に携わって10数年、実際に現場で培ってきた知識と経験を元に、専門家とこれから家づくりをご検討される皆様とをつなぐ架け橋としての役割を担いたいと思っています。

「やって良かった」と思っていただけるような専門家の方々をご紹介できるように頑張ります。 お気軽にご相談ください!

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