2018/09/25更新2like8416view

著者:YUHe

暮らしの「中心」リビングのこだわりポイント(後編)【心地良さを求めた家と暮らしvol.6】

この記事を書いた人

YUHeさん

2013年に注文住宅を建てました。
窓からの景色を望む2階リビングの家。
四季や景色を楽しみながら暮らしてます。

インテリアにはかなり前から興味があったのですが、一年半前にSNSを始め素敵すぎるお宅やショップを沢山拝見してインテリア熱は上がるばかり。

小さな子供がいるのでなかなか思うような形は作り出せませんが諦める気なんてさらさらなく日々奮闘中です。

第6回目はリビングについてのこだわり・後編です。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

リビングのこだわり後編は、3つのテーマについてお話します

前編は、「大きな窓」「無垢材の床」「スキップフロア」「手すり」について書きました。

今回はリビングについての、残りのこだわりポイント

●大きな画面で映画を見たい
●デコ&目隠し用の太い柱
●音響機器を自由に配置したい

以上の3点について。

また、最近は家具の質問が多く寄せられているので、「リビング家具と選ぶ基準について」についても紹介しようと思います。

では、こだわりポイントから一つづつ見ていきますね。

大きな画面で映画を見たい

映画はプロジェクターで見る。というのが、20代の頃からのこだわりです。
見やすさだけで言うと、テレビの方が見やすいのは間違いないのですが、やはり雰囲気は大切ですよね。

一人暮らしをしていた頃から、安いプロジェクターとスクリーンを使っていたのもあって、家を建てるならホームシアターの設置は外せないポイントでした。

そして、せっかくの注文住宅。
「よいプロジェクターを天井に吊りたい」と夢は膨らみました。
そしてスクリーン。

白い壁に映すという手もありなのですが、スクリーンには綺麗に見せるための工夫がちゃんとあって、プロジェクターをよいものにするなら、スクリーンも妥協はできないポイントです。

とはいえ、普段から出しっ放しにはしたくありません。使わない時にはちゃんと収めたい。
ということで、電動のスクリーンにしました。電動への憧れもありましたし(笑)。
収まるところもつくりました

収まるところもつくりました

もしもホームシアターにするなら、施工会社にすべてを頼めるのか、それとも専門店に頼むのかを決める必要があります。そして、仮に隠蔽配線にするなら、早い段階で伝えておく必要もあります。

映画に限らず、サッカーの試合を見るのにも大画面は迫力があるので、プロジェクターをつけてよかったと思っています。

デコ&目隠し用の太い柱

窓と窓を遮る柱。
本当はもっと細い柱なのですが、わざと太く大きくしました。

そもそもなぜ柱が必要だったかというと、構造上外せなかったからです。木造住宅の場合、どうしてもそういう柱は出てきます。部屋の面積を大きくしたら、それに比例して。

この柱を大きくした理由は、コンセントやスイッチ類を集めるため。細い柱だと多くの用途は詰め込めません。
また、インテリアを飾るためにも、空間にアクセントをつけて力強さを出すためにも、太さは必要でした。
ドライフラワーを飾ってます

ドライフラワーを飾ってます

そしてもう一つ、大きな役割があります。

わが家では光を遮るため、バーチカルブラインドを使っているのですが、使わないときはこの柱の裏に収まっています。
横から見た図

横から見た図

電動ブラインドを使ってます

電動ブラインドを使ってます

ブラインドが閉まっているところ

ブラインドが閉まっているところ

ブラインドが開いた図

ブラインドが開いた図

柱のサイズは、「この窓のサイズのブラインドを閉じたとき、どれくらいの溜まりができるのか」を聞いてから決めました。

せっかく大きな窓をつけても、ブラインドで視界を遮っていてはもったいないですよね。
でも、これがもともとある柱だと、不思議と気になりません。

音響機器の自由配置

わが家では、音を鳴らすためのアンプやCDプレイヤーといった音楽機器は、ソファの後ろにあるAVボードに収めてあります。
それは窓際のスペースから操作できるようにするため。
スピーカーはテレビボードの横にあります。
離れてますよね。
じゃあ、スピーカーに繋ぐケーブルはどうしてるのか?

答えは、「壁の中」に通してます。

そして、そのためにスピーカーターミナルというものを使っています。
スピーカーターミナルは柱の下部にあります

スピーカーターミナルは柱の下部にあります

スピーカーターミナル(拡大)

スピーカーターミナル(拡大)

テレビボードの裏側にも同じものがあります。
これに各々ケーブルを繋ぐことで、音が鳴ります。

これのおかげで、ケーブルを気にせず音楽を読み込むプレイヤーと、音を鳴らすスピーカーを必ずしも近くに置かなくてもよい、という選択肢ができました。

生活に合わせて配置換えをするわが家にとっては、制約が少ないのは非常に助かります。

スッキリ見せるための工夫の一つです。


建築で求めたことは、

1.インパクトのある大きな窓
2.床には無垢材を
3.スキップフロア
4.アイアン手すりの境界線
5.大きな画面で映画を見たい
6.視界を遮らない工夫
7.音響機器を自由に配置したい


暮らしの中心となるリビングは、いわば家族の癒しの場所であり遊びの場所。
段差と手すりで視覚的にリビングとダイニングを分けました。広がりは感じるけれど別空間のように。

リビングに住む、そんなイメージの家を目指し、各部屋はそれぞれの役割があって必要なときだけ使います。

景色を眺め、音楽も映画もリビングで楽しむ家族団欒の場所。


そして、いずれ子供達は巣立っていくと思ってます。
それに部活動でもやり始める頃には、大人だけの暮らしの時間が増えるはず。

やはり、自分たちがよいと感じるものにしていかないと本当の満足は得られないですよね。

リビング家具のご紹介

目的別に空間を分けることを「ゾーニング」といいますが、わが家ではリビングスペースと窓際のスペースを分けてます。

そしてゾーニングのために使っているのが、SACWORKSでオーダーしたAVボードです。
また、テレビボードもそちらでオーダー。
AVボード

AVボード

テレビボード

テレビボード

北海道にある実店舗には行ったことはありませんが、製作用の用紙に家具のデザイン画を書いてFAXした後、メールのやりとりで充分満足のいくものを作っていただきました。

また、地元の家具屋にも見積もりはもらったのですが、送料を込めてもSACWORKSの方が安かった。さらに、過去の制作事例からも、イメージに近いものを作ってもらえるという安心感が決め手となりました。
同じくゾーニングに使っているソファは、TRUCK FURNITUREのもの。

他にも、一人掛けソファとセンターテーブル、窓際のイス2脚もTRUCK FURNITUREのものです。
もちろんTRUCKファンでもあるのですが、そこで探そうと特別探しているわけではなく、欲しいものを突き詰めていくと最終的にそこに行き着いてしまう……それくらい、僕にとっては理想のものがあります。
長く使えるものには、さまざまな基準があると思います。
僕の場合は、見た目と機能性の両方を満足できないと目移りしてしまうので、家具は特に慎重に選んでます。

機能性とは、例えば座りやすさだったり、使いやすさだったりします。
どんなにかっこよくても、使いにくいとストレスですよね。

見た目では、全体のデザインと素材特有の質感を感じるものを選んでます。
たとえば、木なら木目や節の荒々しさを感じるもの、あるいは鉄や真鍮のように経年変化のあるものなど。
それはその物特有の個性であり、一点物としての愛着をより感じるからです。
プラスチックのものや、ツルツル、テカテカしているものは、どこか安っぽく見えてしまい、好みではないので、ほとんど持ってません。
マットなもの、ザラザラしているもの、肌触りのよいものなどに触れることにも、気をつけています。

また、僕にとってもうひとつ大切なポイントは、色。
ジャンルで家具を揃えるより、色の種類を絞って集めたほうが統一感が出ると思っているので、買い足すときには木の色や置く場所の色バランスに気をつけてます。

家具はなかなか買い替えることができませんよね。
売るにしろ捨てるにしろ、大仕事……。

だからこそ、多少値は張っても、本当に使っていきたいものだけを選んでいきたいと思ってます。
家で暮らす時間をより楽しく充実させるために、リビングには一番多くのこだわりが詰まっています。
その多くが、視界を遮らないことや、見せたくないものを見せないための工夫のように、「見た目」を突き詰めた部分でした。
そして、そこで使う家具も同じ。デザインが好みであることは大前提。そこに、座り心地のよいもの、経年変化を感じるものなど、個性があって飽きずに長く愛せるものを選んでます。

すべてをよいものするのはなかなか難しいですが、家にこだわるのであれば、家具にもこだわっていきたいところですよね。

次回は、水回りについて書く予定。
ぜひまた読んでいただけるとうれしいです。
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YUHeさん

2013年に注文住宅を建てました。
窓からの景色を望む2階リビングの家。
四季や景色を楽しみながら暮らしてます。

インテリアにはかなり前から興味があったのですが、一年半前にSNSを始め素敵すぎるお宅やショップを沢山拝見してインテリア熱は上がるばかり。

小さな子供がいるのでなかなか思うような形は作り出せませんが諦める気なんてさらさらなく日々奮闘中です。

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