2018/09/29更新1like7595view

著者:shinykick

使いやすくておしゃれ!家事動線と水回りのレイアウト

せっかく間取りも変更してリノベーションしたのに、実際生活してみたら使いにくい間取りだった……。それは悔やんでも悔やみきれませんよね。それが毎日家事に使う場所だったら、なおのことです。そんなことにならないためにも、家事動線のことをしっかり考えて計画しましょう。今回はいくつかの事例を見ながら、使いやすい点などを解説していきます。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

サーキュレーション(回遊性)について

日々の家事をこなしていると、いくつかの場所を何度も出入りしながら、動き回っていることに気づきます。しかも、複数の家事を同時にこなさなければいけないことも……。

そんな時に移動ルートが1か所しかないと、何度も往復することになってしまいます。そうならないためにも、家の中の動線は複数のルートがある方が便利。

よく見かける方法は、洗面所を複数の場所から出入りできるようにするというもの。どの場所から出入りできれば便利か、日々の家事を想像しながら決めると、その人の生活に合った動線ができあがります。
廊下から洗面所に入るのが一般的ですが、もう一つの入口をキッチンとつなげると、料理をしながら洗濯したりお風呂を沸かしに行く時に便利です。

洗面所をバルコニーや庭とつなげれば、洗濯物がすぐに干せたり、汚れたまま帰ってきてもすぐに服を脱いでお風呂へ入れるので廊下などを汚すこともありません。
また、複数のルートがあると廊下で家族とすれ違うことも少なくなるので、朝のバタバタした時間帯で家族みんなのストレスが軽減できます。

洗濯機の場所について

洗濯機の置き場所は、洗面所という方が多いでしょうか。
実は洗濯機を置く場所は、日々の家事を効率よく行うということを考えるうえで、大事なポイントなんです。
洗濯機の近くにあると便利なものは、汚れた服を脱いで入れるかごや、洗い終わった洗濯物を干すスペースです。

洗濯機で乾燥までかけてしまう方は、その場所だけでほとんど家事は完結しますが、たいていの方は洗った洗濯物は、外に干して乾かすのではないでしょうか。なので、洗濯機は汚れものを集めるかごの近くに置くか、外干しスペースの近くに置くか、その中間が使いやすいといえます。
また、家事をする時間が一番多いキッチンの近く、というのも使いやすいですよね。

ランドリールームについて

独立したランドリールームを作って、そこに洗濯機を置く、という選択肢もあります。仕事が忙しくて夜の洗濯になってしまう人や、花粉症で外干しを避けたい人には、室内干しスペースがあるランドリールームはおすすめです。

ランドリールームがあると、雨の時はそのまま室内干しができ、晴れの時はそのままベランダに出て外干しできます。また、ここでアイロンをかけることもでき、ランドリー系の家事がすべて完結します。キッチンとつなげると家事動線としては完璧。広さに余裕があるのなら、ぜひとも取り入れたい部屋です。

パントリーのレイアウトについて

キッチン周りで欲しいものといえば、やはりパントリーではないでしょうか?
パントリーの場所として考えられるのは、キッチンの「手前」か「奥」です。

「手前」とは、キッチンスペースに入る前。これはキッチンで料理を作る人以外も使いやすい場所です。
「奥」とは、キッチンの一般的にコンロがある場所です。これは料理をしている人には、邪魔が入らず使いやすい場所ですが、家族が使うにはキッチンを使っている人に配慮する必要があり、不便になってしまいます。
家族の生活パターンによって、どちらが使いやすいかを選んでいくことが大切です。

また、パントリーに扉をつけるかどうかということも、大切なポイント。
手前側に配置した場合は、リビングなどから丸見えになってしまう可能性が高いので、扉はあった方がよいですが、奥に配置する場合は、扉はなくした方がスッキリした雰囲気になり使い勝手もよいです。

それぞれの部屋のつなぎ方

ここまで家事に便利な部屋や回遊性について紹介してきました。
では、これら水回り関係の部屋を家事がしやすいようにつなげるには、どのように配置すればいいのでしょうか。

代表的なレイアウトをご紹介します。
まず一つ目は「1直線に並べる」です。
単純明快!浴室→洗面所→キッチン→パントリーなどを一列に並べて、移動距離を短くします。
二つ目は「あえて分散する」です。

一見効率が悪そうに思えますが、敷地形状や家の形などの条件によってどうしても各部屋が狭くなってしまうことがあります。この時に水回り関係の部屋同士を無理に通り抜けできるようにしてしまうと、ひとつの部屋が狭くなり、収納スペースがなくなったり、家族が移動する時にぶつかったりして、余計に使いづらいことになってしまいます。

こんな風にならないためにも洗濯機を廊下に出したり、ランドリールームをバルコニー横に移設したりと、階や場所を分散させることで、実は使いやすいレイアウトになることもあります。
家事動線や水回りのレイアウトを変えることによって、日々の生活の質まで変化するでしょう。自分なりの家事の効率が上がるレイアウトを、ぜひ考えてみてください。
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