リビングは、家族が一緒に多くの時間を過ごす共有の空間であり、お客様をおもてなしする空間でもあります。今回は、そんな家のメインであるリビングを2階に配置する、メリット・デメリットをご紹介します。
SUVACOが専門家をご提案
家づくり・リノベーションはどこに頼むのがいい?SUVACOがご要望に合ったプロを提案します。
> 詳しく見る
▽ 目次 (クリックでスクロールします)
メリット:プライバシー確保
メリット:セキュリティも向上
メリット:日当たり抜群
メリット:開放感抜群
メリット:見晴らし重視
デメリット:階段の上り下り
デメリット:子供のいる家庭には向かないことも
メリット:プライバシー確保
住宅が密集している地域では、隣家との距離も近いことや、前面道路から建物までの距離が近く、通行人の存在や視線が気になったりします。部屋の中が丸見えでは、リビングでリラックスできません。
大きな窓を設けて、開放的にしたいものですが、窓にシートを張って目隠しにするのも残念な感じがしますよね…。しかし、2階にリビングがあれば、前面道路や隣家からの視線を気にせず過ごすことができます。
メリット:セキュリティも向上
滞在時間が長いリビングでは、たくさんの光を取り込むために大きな窓を設置したいですよね。しかし、1階に大きな窓があると防犯面での不安があります。
リビングが2階であれば、1階より侵入することが困難になるので、窓を開け放つこともしやすくなります。
メリット:日当たり抜群
日当りがいいのはやはり2階。
こちらの事例では、2階の天井高を利用してハイサイドライトを設置し、より多くの光を取り込んでいます。
メリット:開放感抜群
こちらは、広いデッキスペースとつながった開放的で明るいリビング。
上部の勾配天井を活かしたハイサイドライトからは、月や星も見ることができます。
屋根形状そのままの天井は、構造材をあらわしにすることで空間にリズムが生まれます。
間仕切りのない大空間が広がる2階リビングは、勾配天井の吹き抜けがあることで、縦方向にも広がりを感じさせます。
メリット:見晴らし重視
滞在時間がながく、窓の外を見る機会が多いリビングでは、できるだけ景色が良い方がいいですよね。
2階なら視界をさえぎる障害物が少ないことが多く、大きな窓を設けて開放的な空間にすることができます。お客様をもてなす空間としても、景色がいいに越したことはありませんね。
デメリット:階段の上り下り
2階リビングのデメリットといえば、階段の上り下り。
特に家事をする人の負担になるのが、玄関からキッチンの距離。買い物から帰宅した時は、重たい荷物や食材を毎回2階へ運ぶことになります。
階段の上り下りを、「運動になって一石二鳥」と思えるうちは問題ありませんが、歳をとったり、介護を必要とする家族が出てきたりすると、大きな課題になるケースもあるでしょう。
デメリット:子供のいる家庭には向かないことも
ハイハイをするような小さな子供は、階段から落ちないよう対策をしておく必要があります。
また、1階に子供部屋を配置した場合、学校に行き始めた子供が子供部屋で勉強すると、目が届きにくくなります。帰宅してそのまま子供部屋にこもってしまえば、家族のコミュニケーションが減るかもしれません。
それぞれのご家庭の事情により、2階リビングが向く、向かないがあると思います。自分の生活スタイル、家族構成、立地条件などをじっくり考え、ぜひ2階リビングも検討してみてください。