古民家をリノベーションして住む。飴色になった柱、木枠の扉、すりガラスなど、新築より安いだけではない「古民家」の魅力。今からおよそ50年~80年前後に建てられた日本家屋など、昔の建物にはいい木が使われていることもあり、こうした木材を残してリノベーションされることもあります。ぬくもりを感じさせてくれる古民家リノベーションを集めました。
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古民家の温かさ
京町屋を宿泊施設にリノべーション
古民家カフェのような心地よい空間
古民家の屋根裏は、貴重な資料館
古民家の建材や造作にも大注目
きちんと手入れをした落ち着きのある佇まい
古民家の良さを残しながら、新しくしつらえる
京都の寺院居住部をリノベーション
築100年の京町屋を旅館に
古民家をセルフメンテナンス
古民家の温かさ
飴色に光る柱は時代が作った色で、作ろうと思ってできるものではありません。これも古民家の魅力。また住むにつれて味が出てきます。暖炉を付けることでより温かさを感じさせてくれる空間に。
京町屋を宿泊施設にリノべーション
築100年を越える京町家を町家旅館にリノベーション。
町家の持つ趣はそのままに、断熱改修や土間を床暖房にすることで「夏は暑くて、冬は寒い」という町家の弱点を改善。改めて町屋の良さと、京町家活用の新しい方向性を感じます。
古民家カフェのような心地よい空間
こちらのカフェのような佇まいの住まいは、小さい子供と夫婦が住居として、築53年の古民家をリノベーション。元々和室だったところを坪庭にしたり縁側を外空間に見立てたりすることで、まじり合う空間の心地よさを感じることができます。
古民家の屋根裏は、貴重な資料館
大正期からの古民家をリノベーション。屋根裏部屋のセカンドリビングには、100年近く家を支えてきた存在感のある柱や梁をみせています。このリノベーションで、多世帯がゆとりを持って暮らせるスペースを確保することができて、この先も住み継がれるそうです。
古民家の建材や造作にも大注目
思い出の住まいに手を入れることを迷いながらも、計画を温めていたリノベーション。
お座敷を整えていた建材や造作の数々は極力再利用し、書院の細やかな細工の書院障子は居間と食堂との間仕切りに。この色合いや柄の細かさ、デザインには、ロックな雰囲気すら感じられそうです。
きちんと手入れをした落ち着きのある佇まい
こちらのお宅は、縁側をうまく利用して素敵なコーディネートをされています。リビングもとっても落ち着いた空間になっていますね。古い家を大事にされている感じが伝わってきます。お庭を眺めながらゆったりと椅子に座って本を読む、そんな風景が素敵です。
縁側をはさんで見るお庭は緑であふれています。
古さの中に温かさを感じるリビングはゆったりできそうです。
古民家の良さを残しながら、新しくしつらえる
どっしりとした瓦屋根の民家をフルリノベーション。
内外装の既存の柱や梁、装飾を生かすことに配慮し、古き良き佇まいを残しながら、スタディーコーナーやキッチンなど、住み手のライフスタイルを落とし込んでメリハリのある住まいに。
京都の寺院居住部をリノベーション
京都では「椿の寺」として知られる、尼門跡寺院・霊鑑寺の居宅部をリノベーション。
通常の住宅とは異なる部屋のつくりを、現代のライフスタイルに合わせた空間にしました。全体の雰囲気を壊すことなく、既存の天井、柱に合わせたフローリングやドアを採用し、新しい和モダンスタイルを実現。
築100年の京町屋を旅館に
築100年の町工場が併設された京町家を、町屋旅館へとリノベーション。
外観や火袋などの歴史ある建物の特徴は残しつつ、「夏は暑くて、冬は寒い」といった町家の弱点をリノベーションで改善しました。趣のあるノスタルジックな旅館です。
古民家をセルフメンテナンス
築50年を過ぎた平屋の古民家を、住めば住むほど楽しくなる家にリノベーションしました。
既存の家の形を利用して、天井や壁を板張りで仕上げ、土壁や板の間は自分たちでDIY塗装をしてメンテナンスします。住み手が手を入れながら、その時々のライフスタイルに合った暮らしを実現する、ワクワクする家になりました。