しっかりと空間を分断する意志を見せるのではなく、どこか繋がっていたいと思わせる間仕切りの存在。
ひとくちに間仕切りといっても、家具の役割を兼ね備えていたり、インテリアオブジェの代わりになったりと、そのスタイルは無数にあります。インテリア要素の高い間仕切りを上手く取り入れることで、よりパーソナルな楽しい家づくりが期待出来ますよ。
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欲しかったプライベートスペース
ベッドルームも程よい距離感で
柱だって間仕切りに
オーソドックスだけど
キッチンカウンター
欲しかったプライベートスペース
自分だけのプライベートスペースでも、程よい開放感と家族との繋がりを閉ざさない距離感を好まれる場合は、間仕切りの工夫で繋がりを。
背の高い書棚で仕切れば、心地よいプライベート感のある書斎スペースに。
間仕切り棚の収納力も抜群で、すっきりと整頓できる優秀スペースです。
ベッドルームも程よい距離感で
部屋全体が統一されているので、ベッドスペースもひとつながりに。
書斎スペースに設けたL字棚が、程よい目隠しになっています。
なんともオシャレな寝室。
2段高くなったそのベッドルームを囲うパーテーションの下部には、間接照明がちりばめられています。決して背の高くない間仕切りではありますが、独立性を感じさせます。
窓辺にあるベッドスペース。
リビングと仕切るのは可動式の間仕切りです。曇りガラスを使用することで、部屋の中まで光を通せて、リビングの閉塞感も感じず、しっかりとゾーニングも出来ています。
ちなみに足下の壁向こうは大きな植物がたたずむ空間。
こちらの仕切りもまたワイヤーフレームだけの簡素なものですが、しっかり間仕切りの役割を果たしてくれています。
柱だって間仕切りに
敢えて壁板を付けず向こうが見えることで、部屋の広がりを感じさせてくれます。
家を支えてくれる柱です。
全てを壁として仕切ってしまうのではなく、程よい穴埋め感を持たせつつ、そこに区切られた空間を位置づけてくれます。
オーソドックスだけど
“ザ・間仕切り”と言っていいほどオーソドックスな間仕切りですが、実はとてもオシャレですよね。こんなに開放的なのに、一面だけ間仕切り壁があるだけで、空間が仕切られていることに気づきます。間仕切りの壁紙をダークカラ―にしたことで空間のアクセントにもなっています。
キッチンカウンター
対面キッチンも普通となってきた今日この頃ですが、調理台自体がキッチンとダイニング(リビング)を分ける間仕切りになっていますね。
上からつるしているドライフラワーも、さりげなくカーテン代わりの間仕切りに。
こちらはL字に折れた間仕切り兼飾り棚が、キッチンスペースの領域をより明確にしてくれています。開放的になりすぎないように囲った飾り棚部分は、素材を変えることで圧迫感のでない配慮がされています。