2017/09/16更新1like29055view

著者:SUVACO編集部

バリアフリーのリノベーション実例集。実家リフォームにも役立つ、老後も豊かに暮らせる住宅

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世界有数の長寿国となった日本。加齢で身体の機能が低下すると、歩いたり、座ったりといった日常の動作でも負担が大きくなり、転倒などの危険も生じます。高齢者の住宅に限らず、将来を見据えてリフォーム・リノベーションでバリアフリー化することは、長く住み続けられる住宅の基本性能ともいえます。また、バリアフリー化された住宅は高齢者だけでなく、幼児や妊婦にとっても優しい住まい。少子高齢化社会において豊かな暮らしの基盤となるバリアフリー住宅のポイントを学んでおきましょう。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

間口を広く ドアは引き戸に

段差のない大らかな住まい

段差をなくす、低くする

トイレは一連の動作を考えて

目が行き届く部屋

仕切りをなくしてワンルーム・オープン洗面コーナー

車椅子の時も快適な家中がつながる住宅

木素材にこだわった、車いすを想定した家

可動パーティションを採用したベッドルーム

将来必要になるかも知れないバリアフリーを考えて

海の見えるバリアフリー仕様のセカンドハウス

車椅子で出ることのできるデッキで、楽しむ時間

エントランスは大きなウッドデッキに

いつかバリアフリーを考える時も

長いスロープの、奥行きある住宅

間口を広く ドアは引き戸に

車イスや杖の使用、介護者を伴った移動を考え、出入口は間口を広くとるのがベター。ドアは開閉がしやすい引き戸がおすすめです。引き戸は風などで勢いよく閉まる心配もありません。


外用の車いすを置くスペースが必要なため、広めの玄関。土間部分は敷き瓦、廊下部分は絨毯を採用しました。

段差のない大らかな住まい

昔の農家の間取りを参考にプランニングをした段差のない大らかなリビング・ダイニング。天井は貼らず、屋根勾配をあらわしているので、
とても開放的でのんびりできる空間となりました。

地元の森の木・西川材をつかい、
とてもナチュラルな印象。

段差をなくす、低くする

ドアの敷居の小さな段差には、車イスの通行に不便なことはもちろん、高齢者がつまずきやすいという危険も潜んでいます。段差はできるだけなくすのが、バリアフリーの基本です。


将来を見据え、部屋と部屋の段差をなくしてフラットな床面に。

トイレは一連の動作を考えて

足腰が弱ってくると、立ったり座ったりという動作に手をついて体を支える必要が生じるため、手すりの設置は必要不可欠になります。また、洗浄便座や乾燥機能、便器の自動洗浄機能があると、体をひねったり向きを変えたりという行動が避けられるためおすすめです。


施主の母が同居する事をきっかけに、バリアフリーを取り入れたリノベーション。サニタリー、トイレと浴室が同じ空間。クッションフロアの床、手すりの設置や、洗面部分は車いすの方でもストレスのないプラン。細かいところに気をつかいながらも落ち着きのある空間に生まれ変わりました。

目が行き届く部屋

高齢者にもしものことがあった場合に、すぐに対処できるかどうかは大変大きな課題です。壁を取り払った広いワンルーム、室内が可視化できる広い窓などは、目が行き届くようにするために最善のリノベーションです。


ご主人の定年を機に、生活の中心である2階をバリアフリーにリノベーション。リビング、ルーフバルコニー、寝室を見渡せるようデザインされました。
趣味のガーデニングも楽しめる広々としたルーフバルコニー。

仕切りをなくしてワンルーム・オープン洗面コーナー

70代のご夫婦の住まいを、3つの部屋の間仕切りをなくしてワンルームに。お互いの気配を感じられる広々空間になりました。
ベッドルームや洗面台も扉がないオープンスペースに。

車椅子の時も快適な家中がつながる住宅

アイランドキッチンを中心に、家中くまなくつながる家。

アイランドキッチンが中心。キッチンから浴室・脱衣室兼選択干し場へ直線の家事動線が便利。部屋間の床はノンステップです。

木素材にこだわった、車いすを想定した家

将来的に施主の両親も一緒に暮らせるように住宅自体を回遊動線として計画、車椅子の場合でも回転しやすい間取りを検討しました。
回遊動線の中心部分は、脱衣と浴室のスペース。キッチン側から家事の一連の流れに組み込めるように配慮、脱衣室の反対側のドアはトイレ側の廊下に通じているので実用的な使い勝手にも役立っています。

可動パーティションを採用したベッドルーム

築20年のマンションの全面改装計画。
スケルトン状態まで解体し、配管、配線類の更新からはじまり、全室温水式床暖房、豊富な収納と造作家具、オリジナルキッチン、バリアフリーに配慮した導線・開口部が特徴となっています。

将来必要になるかも知れないバリアフリーを考えて

将来車いすになっても介護がしやすいこと、キッチンが広いこと、収納がたくさんあることを配慮して、広くゆとりのあるマンションを車いす対応のバリアフリーへ。
特に、玄関や廊下、サニタリールームは車いすでも通れるように設計。

海の見えるバリアフリー仕様のセカンドハウス

海の見えるセカンドハウス。
車椅子ユーザーの家族が使いやすいようバリアフリー環境も整備。玄関土間は洋室の一部を取り込み車椅子が回転できるよう大きめのスペースを確保。段差のないフラットな床面と手すりも設置し、過ごしやすい快適な居住空間です。

車椅子で出ることのできるデッキで、楽しむ時間

横浜の急勾配の道路に面した、崖の上の住まいです。
大きなデッキを作り、そこから車椅子がスロープで降りて芝の上にも行けるようになっています。このデッキを作ったことで、朝起きてデッキのベンチで紅茶を楽しむように生活のメリハリがつきました。

エントランスは大きなウッドデッキに

完全分離の二世帯住宅です。
エントランスの大きなウッドデッキでは、親世帯、子世帯がみんなでBBQをやったり日向ぼっこをしたり、コミュニケーションをとる場として活躍しています。
車椅子利用時には、このデッキから、直接、1階居間へ入っていけます。

いつかバリアフリーを考える時も

バリアフリーを特に意識した住まいではありませんが、この先、どのような間取りにも対応できるようにLDKをとにかく広く計画しました。家事動線をまとめるなど、使い勝手にも配慮があります。

長いスロープの、奥行きある住宅

広いワンルームのような住まい。
必要最低限の家具やモノ、すっきりとしたフラット仕上げの床など、ホテルライクな空間が自然とバリアフリーに

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