家づくりに役立つメールマガジンが届いたり、アイデア集めや依頼先の検討に役立つ機能や情報が満載!
アカウントをお持ちの場合
(OFFのときは写真にマウスオーバーで表示)
コンクリート・木・鉄でシンプルに構成されたマンションリノベーション。
築23年の杉並区の高級マンションのスケルトンリノベーション事例です。ベースとなったのはコンクリート打ち放しの壁の力強い素材感で、それにマッチする床材(幅広パテ埋めの野性的なフローリング)、塗装の壁と天井(白・青・朱色・緑等)、鉄製の扉とガラス、ダイナミックな横目突板で作った家具等を、バランスを調整しながらシンプルに再構築したインテリアリフォームです。
約70平米(40畳)のLDKには、コンクリートの壁、白色の壁に溶け込む塗装の造作家具そして大型アイランドキッチンをレイアウトし、各壁・コーナー毎に少しずつ違ったシーンが展開するようなインテリアを目指しました。寝室の並べ方や玄関のレイアウトはオーソドックスですが、素材または特徴的な色彩でそれぞれの空間にユニークな性格を与えています。長い廊下には、本棚と書見用のベンチを設け、書斎としての機能を付加しています。
空調を始め、給水給湯・ガスも全て引き直し、外壁周りの断熱材も吹き直し、空間としての性能もベースアップしています。
コンクリートのラフで力強い素材感を活かしたリビング空間です。床フローリングはオーストリア製最高級品のMafiの幅広・ロングフローリングを施主支給で現地に配達して貰っています。
アイランドカウンター中央を貫通する丸柱は、既存の共用竪配管です。解体時に位置を確認してから、キッチンを設計し、二つのキャビネットとカウンターを作って、現地で配管を挟む形で合体させています
素っ気ないほどシンプルなモルタルで仕上げた浴室です。サイズ的な問題と他の部屋とのコストの掛け方の問題で、モルタル仕上げとしましたが、テンパーガラスの扉、カルデヴァイの浴槽、グローエの水栓類を使うことで、存在感のある浴室になりました